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Jerry Lewis
幼い頃、よくTVで放映されていた「底抜けコンビ」シリーズを、夢中になって観ていた記憶があります。

戦後生まれの日本人の私は、こういう所からアメリカ文化に強い影響を受けた来たんだなと、最近つくづく思います。

子供心にも、何て面白いんだ、洒落ているな、格好良いな、と思ったものです。
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キング・オブ・コメディ=ジェリー・ルイスは、1926年3月16日生まれで、アメリカはニュージャージー州ニューアーク出身。本名はジョーゼフ・レヴィッチ(Joseph Levitch)。

ヴォードヴィル芸人だったロシア系ユダヤ移民の両親と共に、5歳から舞台に立つようになりますが、家庭は貧しく、高校はスーパーや帽子工場で働きながら卒業。学生劇などに出演しているうちに芸人を志すようになります。

ナイトクラブを経て、1946年にアトランティック・シティーのショーに出演。その時、解雇寸前の窮地に立たされた、元ボクサーの歌手ディーン・マーティンが、9歳下の無名の彼と即興でコンビを組むことになるのですが、これが大当たり。

マーティン&ルイスとして、フィラデルフィアのカジノでデビューし、各地のナイトクラブを廻るうちに人気は爆発。

やがてTVへも出演するようになり、その活躍が認められ、1949年に映画デビューを飾ります。

以降、パラマウント映画製作によるコメデイ映画、いわゆる「底抜け」シリーズで大ブレイク。パラマウントのドル箱となります。

「底抜けコンビのるかそるか(Hollywood or Bust)」(1956年)を最後にディーン・マーティンとのコンビは解消されますが(理由は正式に発表されず)、人気は衰えず、製作や監督業にも進出していきます。

一方、ディーン・マーティンも、コンビ解消後は、シナトラ一家、いわゆる「ラット・パック」の主要メンバーとして、大活動していくこととなります。

ちなみに、私は、ディーン・マーティンも好きです。
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今でも「装い」ということに関して考えると、ジェリー・ルイスはメチャクチャお洒落だったと思いますね。

役柄を踏まえ、ワザと「外し」して「抜けた」感じを演出していますが、品の良さがありました。


Dean Martin & Jerry Lewis 「Great to Be Home」


米NBCのテレビ番組(1950〜55年放映)「コルゲイト・コメディー・アワー(The Colgate Comedy Hour)」 より。

「Colgate」はスポンサー名で,歯磨き粉で有名なブランド。

ジェリー・ルイスの洗練された足捌き、身のこなし、この若さでの芸の完成度に注目です。

時に、神がかり的な面白さを発揮した、稀代のコメディアンの「芸」は、緻密な計算によるものでした。

こういう「芸」こそ、本物の中の本物と言えましょう。

戦後、圧倒的経済力を背景として輸出された「アメリカ文化」には、何やかんや言うても、強烈な説得力があったと思います。
# by yabushun | 2014-12-13 05:23 | CINEMA&DRAMA | Comments(0)
As Time Goes By
映画「カサブランカ」(1942年)より。



イルザ(イングリッド・バーグマン)がリック(ハンフリー・ボガート)の店を訪れた時、ピアニストのサム(ドゥーリー・ウィルソン)に「As Time Goes By」をリクエストします。

サムは「そんな曲忘れてしまいました。メロディーも浮かびません」と、若干ビビりぎみにトボけます。

しかし、「想い出して。こんな曲よ」と、イルザが歌い出し、仕方なく歌うはめに。

ギャンブル・ルームの扉が開き、リックがこの曲を聴くと、ムッとして、急ぎ足でピアノの方に行き、「サム、この曲はもう弾くなと言っただろう・・・」

次の瞬間、彼は、イルザを見て言葉に詰まり、サムは演奏を中断。

そして、見つめ合うリックとイルザ。

リック、ショックを隠せな〜い。(笑)

サムは、さっさとピアノを片付けはじめます。



リックとイルザの、劇的な再会のシーンであります。 
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「As Time Goes By 」は、元々は、1931年のブロードウェイ・ミュージカル「Everybody's Welcome」のために、ハーマン・ハプフェルド(Herman Hupfeld)が提供した曲でした。

この歌は、初演前から、ルディ・ヴァリー(Rudy Vallée)が、ラジオ、レコード(1931年録音)で紹介し、そこそこのヒットとなります。

しかし、曲が本当に有名になったは、「カサブランカ」に使われてからです。

裏話になりますが、音楽監督のマックス・スタイナー(Max Steiner)は、この「As Time Goes By 」が気に入らず、別の曲での撮り直しをプロデューサーに直訴しております。

しかし、イングリッド・バーグマンが、次回作の「誰が為に鐘は鳴る」の撮影に入っており、髪を短くカットしていたので、撮り直しは実現しませんでした。

映画が公開されると、この歌の人気は一気に高まるのですが、当時アメリカ・ミュージシャン連盟が一切の録音を禁止するレコーディング・ストライキに入っていたので、RCAビクターは、ルディ・ヴァリーの昔のレコードを再販することに。

そして、これがミリオンセラーとなります。


Rudy Vallée「As Time Goes By」


良く知ってる「You must remember this~♪」の、その前の部分の歌詞が聴けます。

アインシュタインさんの理論なんてウンザリ、と科学の進歩を攻撃していますね。(笑)

この歌は、どんなに時が変わろうとも、愛は変わらないもの、「愛は勝つ」と、まるでKANの歌みたいな歌詞なんですよね。
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ルディ・ヴァリーは、1920年代後半から30年代にかけて、バンド・リーダーとして、歌とサックスで活躍した美男子アーティスト。

声量が不足していた彼は、それを補うため、メガフォンを口に当てて歌うというスタイルで一世を風靡しました。



ボーカル・スタイルを表した言葉に、クルーナー(croone)という言葉があります。

囁くような優しい歌い方のことを言うのですが、元はある種の蔑称であったようです。

そもそも歌手というと、声量があることが条件の一つでした。

しかし、この時代、マイクロフォンという拡声器が発明、普及したことにより、ボーカル・スタイルに一つの革命が起こってくるわけです。

「都会的」とも言えるスマートに洗練されたこの歌唱法は、大衆の支持を得て、その後のポピュラー・ソングに大きな影響を与えていくこととなります。

ルディ・ヴァリーは、「クルーナー」と呼ばれた最初のスター歌手だったのです。



しかし、彼の歌い方は、初めから受け入れられたわけではありませんでした。

それは歌唱力の問題だけではなく、彼がポピュラー音楽史上、最初のポップ・アイドルだったことに起因していると思われます。

世界中が経済恐慌の渦に巻き込まれようとした時代、家は裕福で、イエール大卒のスポーツマンで、青い目した二枚目だった彼は、モテモテの存在だったようです。

こんなヤツ、男からしたら、普通は無視でしょ?(笑)

1950年代にエルヴィス・プレスリーが現れた時、多くのマスコミが「ルディ・ヴァリーの再来」と呼んだことからも、そのモテぶりは想像出来ると思います。



そんな彼の装いは、アイドル的なチャラさとは無縁で、なかなかのものでした。

ベスト・ドレッサーと呼ばれる人を参考にするより、こういう着こなし上手こそ、良い手本になると思うんですね。
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# by yabushun | 2014-11-18 02:47 | MUSIC | Comments(4)
ちょっとした発見
口の左右両端に指を入れ、引っ張りながら、「文化の日」と言うと、「ウンコの日」になることがわかった。
# by yabushun | 2014-11-03 19:06 | Comments(0)
ベルフェゴール


「ベルフェゴールは誰だ」は、フランス国営放送で1964年に放映されたTV映画。

監督/クロード・バルマ 

主演/ジュリエット・グレゴ、フランソワ・シューメット、ルネ・ダリー

原作はアルチュール・ベルネッドで、彼は映画「ヴィドック」の原作者としても知られています。

当時、2,000万人以上のフランス人を、TVの前に釘付けにしたといわれたドラマで、日本でも1965年にテレビ朝日で、夜9時から30分放映されていたんです。
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実は、私が最初に観た海外TVドラマが、これだったんです!

今でも憶えていることは、とにかくメッチャ怖かったこと。

コレ観た後は、暗く長い廊下を歩かねば辿り着かなかった便所に、行けなくなりました。

番組の途中に入るCMが、レナウンの「ワンサカ娘」であったことも鮮明に憶えています。

未だに、ノリの良い「ワンサカ娘」を聴いたら、直後に、得体の知れない恐ろしいものがやって来るというイメージ、感覚が、私の中でワンセットになっています。
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800年の歴史を持つルーヴル美術館に潜んでいるとされる、マントと仮面で被われた伝説の怪人、ベルフェゴール。

その正体を追求する青年と謎の女性をめぐって、不可思議な物語が展開するという、怪談&犯罪ミステリードラマでした。

本国フランスでは72分×4話だったものを、日本では30分×13話と分割して放映されました。

幼い私は、シスター(修道女)のような格好をした化け物が、複雑で迷路のようになった美術館内を歩きまわっている、この、とてつもなく不気味な雰囲気を、ビビり倒しながら楽しんでいた訳ですね。(笑)
# by yabushun | 2014-10-19 08:07 | CINEMA&DRAMA | Comments(0)
Breaking Bad
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CS放送 Super! drama TVで、「ブレイキング・バッド(Breaking Bad)」ファイナル・シーズン(シーズン5)全話一挙放送(8話+8話)を、2週つづけて鑑賞。

圧倒的面白さでありました!

TVドラマ史上、最高傑作の一つであること、間違いありません!

脚本、映像、演出、演技、全て凄かった。

一つ取り上げるならば、エミー賞ベスト男優賞を4度連続獲得した、主人公ウォルター・ホワイト役の、ブライアン・クランストン(Bryan Cranston)が、やはり素晴らしい!

「男」というものを、表現し切っていました。

あのアンソニー・ホプキンスが、「私が知りうるかぎり、最高の演技」と大絶賛してたのも、けっしてお世辞じゃないことが、良〜く分かります。

クランストンと言えば、彼は、私が大好きだったTVドラマ「マルコム in the Middle」で、メチャクチャ面白いキャラの、マルコム達の父親、ハルの役だったんですよね!
# by yabushun | 2014-10-12 06:26 | CINEMA&DRAMA | Comments(2)
加藤式モノーラル・ホーン・システム
オーディオ巨匠シリーズ。(笑)

これも、雑誌で初めて見て、度肝を抜かれた装置です。

生涯モノーラル再生を通された、加藤秀夫先生のオール・ホーン・システム。
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画像は「別冊FM fan」誌の切抜きだったような記憶があるのですが、間違っていたらご免なさい。

説明文では、

『低音ホーンの開口が目立つスピーカーは、ホーン形3ウェイの構成で・・』(引用)

と書かれていましたが、
巨大な低音木製ホーン、中音用木製マルチセルラホーン、中高音用木製マルチセルラホーン、そして鼓膜より薄い4ミクロンの振動板を持つ「マッシュルーム・ベル(MUSHROOM BELL)」と呼ばれた高音用トゥイーターからなる、4Way か5Way 構成に見えます。

それぞれの帯域を受け持つユニットが分散された、独特なレイアウトですね。

曲線になった木製の壁(バッフル)が、ルーム・アコースティック調整を兼ねた、イコライザーのような役目を果たしているのでしょうか?



驚くべきことは、カートリッジからドライバーに至るまで、全て加藤氏による設計、自作という、途方も無いシステムであるということです。



再び説明文からです。

『低音ドライバーにはMFB方式が採用されている。VCの延長上に検出コイルを設け、そこに派生した電圧をアンプ前段に戻し、コーンの動きを制御するもので、以前「ラジオ技術」誌に発表し、長年研究されているテーマの一つである』(引用)

「MFB方式」とは、「モーショナル・フィード・バック」の略で、スピーカー・コーンの振動速度を検出し、アンプ入力と比較し、コーンの動きを制御するスピーカー・サーボシステムのことです。

MFB制御に関しては、その後、高橋和正氏も「ラジオ技術」誌で色々書かれているのは存じてはいるのですが、私には、当然、手に負えないものでありました。(笑)

然う然う、SONY が一度、SA-S1 というモデルで、ウーファー部にMFB方式を採用したものを商品化(1995年頃)したことがあるんですよね。
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素晴らしいデザイン処理がなされたプレーヤー。

加藤式3点支持、マグネフロート、糸ドライヴ、なのだと思います。

画像では見えづらいですが、ターンテーブルを横断するように、加藤式糸アームリフターが張られています。

カートリッジは、超軽針圧(0.3g ぐらい?)の、MCタイプなのでしょう。

全くスクラッチ・ノイズがない再生音、と聞きました。
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『人間が悲しい時、うれしい時に聴きたいのが音楽のはずだ。その再生には音楽信号に何物も加えず、何物もとり去らずが私の持論』

と、40年以上の歳月をかけてレコード再生の限界に挑戦されつづけた、加藤秀夫先生のモノーラル再生システム。

一体どんな音がしたのでしょうね。
# by yabushun | 2014-10-09 12:08 | AUDIO | Comments(7)
ブルックスブラザーズ No.4 モデル
1954年秋カタログより
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1955年秋カタログより
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1956年春カタログより
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1956年秋カタログより
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# by yabushun | 2014-10-04 21:11 | CLOTHING | Comments(10)
22-A ホーンの設置法
今回は、Western Electoric(以下「WE」と略します) 22-A ホーンのセッティングという、ごくごく一部のオーディオ・オタク用ネタなんで、興味ない方は読み飛ばして下さい。



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Western Electoric 22-A
ステージ用メタル製カーヴドホーン、555レシーヴァー用。
カヴァレッジ・アングルは、水平20度、垂直40度。
外形寸法は、全幅28インチ(71.1cm)、全高35インチ(88.9cm)、奥行27インチ(68.6cm)、重量40ポンド(18.12kg)。



かつて「Stereo Sound 」誌内で連載されていた「ザ・スーパーマニア」。

その記念すべき第1回目(1979年秋号 No.52)に登場したのは、郡山のワイドレンジクラブでした。

そして、「ザ・スーパーマニア」第2回目(1980年冬号 No.53)に登場したのが、(株)カンノ製作所社長の菅野省三氏だったんですね。
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カンノ製作所 菅野社長の装置


上段外側が、WE 555を2個装着したダブル・スロートのWE 12-AホーンとWE 597トゥイーター。

上段内側が、カンノ製22-Aホーンで(トゥイーターはカンノ製597?)、下段左右にあるのが、YL D1250を装着した6.5mの低域用コンクート・ホーン。

床に転がっているのは、WE 594ドライバーとWE 24-Aホーンに、WE TA-4181-A 46cmウーファー。

タバコを置くとか(笑)、人が立つとかしないと、22-Aホーンが可愛く見えますね。


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カンノ製作所 N氏の装置


「無線と実験」誌の「Hi Fi追求リスニングルームの夢 No.389」(1997年8月号)では、同じカンノ製作所の、N氏の装置が紹介されておりました。

カンノ製597トゥイーター、WE KS-6368ホーンにWE 555、WE 22-AホーンにWE 555、WE TA-4181-AウーファーにWE TA-7395タイプのショートホーン・バッフル、という4Way構成。

22-Aホーンがカンノ製でなかったのが、軽く衝撃でした。(笑)



で、ここから今回のテーマ、22-Aホーンのセッティングに関するお話に突入です。
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上の画像は、「Stereo Sound 」誌内の連載「スーパーマニア」No.25(1985年秋号 No.76)で紹介されていた、農学博士K氏の装置です。

室内の調度品、趣味が良いですね。

センターは3Dウーファーで、エルタスKS12004ウーファーが取り付けられた、2.5mのコクリート・ホーン。

左右にWE 555を装着したWE 22-Aホーン、WE 597トゥイーターという構成ですが、22-Aホーンの向きに注目して下さい。

最初にご紹介した2つの画像とは違い、90度向きが変えられています。



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これは22-Aホーンを使用した、WEのワイドレンジ・システム「#6 TYPE SYSTEM」の資料 (1936年)で、TA-4151等のウーファーを装着するTA-7331-A バッフルが組み合わされています。
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TA-7331-A バッフル内部


TA-7331-A バッフルの形状が物凄く変わっていますし、ホーンとバッフルの間に設けられた「サウンドテックス」と呼ばれるドレープの存在が、実に悩ましいのですが・・・(笑)

この資料でも、22-Aホーンが90度横に寝かせて吊られているのが、確認出来ると思います。

こういう画像を見ると、位相合わせに関しても気になって来ると思われますが、それはまた別の話。王様のレストラン。(笑)


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上の2つの図は、「無線と実験」誌で、池田圭先生が連載されていた「音のレプリカ」No.22 ホーンの舳先物語(1) (1988年12月号)からの転載です。

22-Aホーンの設置の仕方による、指向特性の変化とカヴァー・エリアの関係を表しています。

『ところで僕自身も実行していないが(その事情はいずれお話しする)、人様には是非この横倒式の配置をおすすめしているが、実景は殆ど見かけたことがない』

と書かれていましたが・・・先生!22-Aホーンを吊り下げてる私の場合、横倒しにするのは、鉄製アングルを作り直す必要があり、そない簡単な話やないんです!(苦笑)


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これも「無線と実験」誌からの転載で、多分、同誌が初めて「Western Electoric特集」をやった時(1982年7月号)に出てました。

垂直面の指向性の良い方を水平に置くセッティング方法を、WE社が示しているものです。



以上、22-Aホーンを3次元的な思考で設置しませんか?というお話だったんですが・・・殆どの方には、何〜の興味もない話でしたよね?(笑)
# by yabushun | 2014-10-03 03:23 | AUDIO | Comments(7)
Grundig
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グルンディッヒの8.5インチ(22cm)フルレンジを入手。

ドイツ製のスピーカーで、多分、1950年代に生産された個体だと思います。

元々はラジオに組み込まれていたものなのですが、近年、オーディオ・マニアの方々により再発見されて、ごく狭い世界でですが(笑)、何かと話題に上るユニットで、気になっておりました。

入手したグルンディッヒは、三つ葉型フェノリック・ダンパー、Magnetfabrik Bonn 社製NT3アルニコマグネット、DCR は5.1Ωという仕様。
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三つ葉型フェノリック・ダンパー


この時代、Siemens 以外のドイツのほとんどのスピーカー会社は、マグネットを外部製造会社から買っていましたので、他社のスピーカーでも、同じBonn 社製マグネットを使ったものがあったりします。

本当は、NT4という、もっと大きなマグネットを背負ったユニットが欲しかったのですが、そう簡単に入手も出来ないし、いつか巡り会える時が来るのを期待して、今回はこれでドイツ古典フルレンジを初体験することに。

同時代の、Siemens やTelefunken とは、また違うテイストの音と言われているのですが、軽量コーン、フィックスド・エッジと相俟って、出てくる音は軽やかで、スピード感もあり、切れがあり、おおっ、これがドイツ古典フルレンジの音なのか!と、素人ながら納得。

ただ、簡単にはマトモに鳴ってくれなかったので、あれやこれやの工夫はしました。

こういう時の私の、集中力、行動力は、自分で言うのも何ですが、鬼気迫るものがあります。(笑)

取りあえず、当初からの計画通り、サンスイSP-50スピーカーのエンクロージャーを流用し、最初は後面開放で鳴らし始めましたが、中高域のピーキーさが目立ち、泣きそうになりました。(笑)

また、再生周波数帯域を広げる為、コーン紙が深く絞りのあるものが採用されているようなのですが、この深絞りコーンの奥まった位置から発せられる高音が、ビーム攻撃して来る感じで、ううっ!となりました。(笑)

この筒臭さを緩和する為、フェーズプラグを販売しているオーディオ・ショップもあるようです。

上手く鳴らすには、それなりにスキルが必要なようですね。

いずれにしましても、60年以上昔の小さなスピーカーですが、未だに使用に耐える素材、構造、緻密な製造技術、そして音楽再生能力に、ちょっと感動致しました。



グルンディッヒは、本来、クラシック音楽に向いていて、特に弦の再生が良いらしいのですが、女性ヴォーカルの良さも、なかなかのものです。
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そう言う訳で、私がオーディオ装置のチェックの時に必ずかける、リー・ワイリー。

1951年録音の超名盤です。


Lee Wiley「Manhattan」


オクラホマ出身のリー・ワイリーは、スウィング時代の1930年代からに活躍していた、白人女性ジャズ・シンガー。 

白人と申しましても、チェロキー・インディアンの血が流れている方です。

憂いを帯びた声、押さえた歌唱法、巧みなアドリブ。

う〜ん、分別盛りのオヤジも、イチコロですわ。

不遜な言い方になりますが、自分が旦那で、芸妓とお座敷遊びしているような、錯覚が出来ます。(笑)
# by yabushun | 2014-09-30 04:17 | AUDIO | Comments(0)
1890年のシルク・フーラード・ネクタイ
「安産のため犬印〜犬印妊婦帯〜♪ ワン!」

私が小学生の頃、良く口ずさんでいた、CMソングです。

ここ迄で、推理力のある方なら、もうわかったかも知れませんね。

そう、今回の、隠されたテーマは、「犬」です。(笑)
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ブルックスブラザーズ 125周年パンフレット
「ONE HUNDRED TWENTY-FIVE YEARS 」(1943年)より
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フランシス・G・ロイド


最古参の従業員6人とパートナーシップを結んでいたブルックスブラザーズが、1903年、法人組織となり、初代社長に迎え入れたのが彼でした。

社長就任の40年前の1863年、徴兵暴動があった時、夜を徹して略奪者からグランド・ストリートの店(1857〜1870年)を守った、少年従業員でありました。



1890年、当時、ブルックスブラザーズの上級パートナーであったロイドが、イギリスからアメリカに持ち帰ったタイが、「シルク・フーラード.ネクタイ(Silk Foulard Necktie)」として売り出され、大好評を博します。

その後、ブルックスブラザーズは、自社でタイの製造・販売を開始することになるわけですが、現在店頭に並ぶものの中に、ロイドが100年以上前に持ち帰った時の柄も、含まれているといわれています。

それは果たして、どの柄なのか?

これ、非常に気になる問題なんですよね。(笑)
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ロイドが1890年に持ち帰ったネクタイの解説で、「GENERATIONS of STYLE」に出てくるのが、以前ここでもアップしたことのある、上の写真なんですが・・・

ストライプ柄のものが、リバースになっていますので、ロイドが持ち帰ったタイそのものの写真ではない筈です。

しかし、そこそこ古い時代の資料からであることは、確かだとは思います。
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上の画像を部分拡大したものですが、アニマル柄のものに注目を!

そう、犬です。(笑)
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1911年のカタログより


これも、犬ですね。(笑)
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1935年のカタログより
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抜歯された歯のようにも見えますが、そんな柄、あるワケありません。

犬です。(笑)
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1948年のカタログより
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1948年のカタログより


ここにも、犬がおります。(笑)

犬種は、ドイツ原産のシュナウザーぽくもありますが、多分、エアデールやウェルシュといった、テリア系だと思います。

そう言えば、このワンコ、昔からトラッド系のタイの柄で、良く登場していた気がします。

ブルックスブラザーズでは、サスペンダー柄にも使われていたことがありますが、最近は見ませんね。

ロイドが1890年に持ち帰った時にあったかも知れない、そうでなくとも、間違いなく伝統的なパターンなので、個人的には、是非復活させて頂きたいと思っております。
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最後に、オマケで、私のコレクション(笑)から。

これは、犬が好きな美人(いる筈です)に会う時、さり気なく、これ見よがしに(どっちやねん)付けようと思っている、SWANK製カフ・リンクス。

ちなみに、まだ、出番がありません。(笑)
# by yabushun | 2014-09-19 18:37 | CLOTHING | Comments(0)