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毛皮のコート その1
かつてのアイビー・リーグの学生御用達のオーバー・コートと言えば、何を思い浮かべられますでしょうか?
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ラクーン・コートってご存知でしょうか?

1920年代から30年代初期にかけて、アライグマ(raccoon)の毛皮のコートは大学生の誇りだったようで、アイビー・リーグのフットボール試合のスタンドには、丈の長い大型の衿をつけたこのコートが満ちあふれていたらしいです。

まさに、富と社会的地位を示す代物だったのでしょう。

尤も、20年代後半には、キャメル地のコートの着用率の方が高かったらしいですが。



以下、ブルックブラザーズ1915年のアーカイブより
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ウール&毛皮のリバーシブル型のアルスター・コート。
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この年、ショールカラーが流行したらしいです。
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こちらはカジュアル用。下は自動車に乗る時に使う毛皮の膝掛け。当然、贅沢品でした。
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アライグマと黒犬の毛皮コートは、スポーティーな自動車を運転する大学生に、この当時から人気だったそうです。

ちなみに、毛皮の中では、犬の毛皮が一番保温力が高いらしいですよ。(笑)



何となく、複雑な気持ちに、なりましたでしょうか?(笑)
by yabushun | 2012-01-30 16:00 | OVERCOATS | Comments(0)
'60sブルックスブラザーズ・アイテム その3
「別冊MEN'S CLUBーU.S.トラッド・コレクション(1) 」
                1983年5月発行 より三たび。
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帽子はLOCK & CO.製。

シアリング・コート(ランチェロ・コート)はBOYSか?

尤も、BOYSと言っても、質はレギュラーラインのものに劣るコトはなかったらしいです。
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     '60年代のUNIVERSITY SHOPのカタログより


長〜いマフラーは、UNIVERSITY SHOP。

若い方はご存知ないかも知れませんが、これ、シックス・フッター(Six footer)と言われるもので、文字通り6フィートの、細長い毛糸編みマフラーのことです。

大半はスクール・カラーを配した、太い段縞入りとなっていました。

1960年代の初めに流行し、所謂アイビー・ファッションには不可欠なアクセサリーとされたものです。

以上、上記3点は、当時のスポーツ観戦用スタイルの、典型アイテムだったと思います。
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これは撮影で使用されたものと同タイプのシューツリーズです。

スリットが上下貫通した、凝ったつくりになっておりました。
by yabushun | 2012-01-30 13:38 | CLOTHING | Comments(0)
'60sブルックスブラザーズ・アイテム その2
「別冊MEN'S CLUBーU.S.トラッド・コレクション(1) 」
                 1983年5月発行 より再び。

大阪在住のSさんと、ピート小林さんが当時買い求めた、60年代のブルックスブラザーズの品々が紹介されている記事からです。
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貴重な当時のカタログは、ピート小林さんのもの。

スエードの靴は、BBネームのチャーチ・ライダー。

年季入った方で、ライダーを愛する人、未だに多いです。

右端中央のタッターソール・チェックは、アスコット・シャツ。

昔はアイビー的スポーツ・シャツの一種として知られていましたが、最近はお目にかからないですね。

これにカントリー系のジャケットやフランネルのブレザーを合わせると、激しく決まります。

元々は乗馬用シャツと聞きました。
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    カスタムではなく、普通に売られていたようです。
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    参考資料 ブルックスブラザーズ 1960年の広告

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    左上のストライプ柄の、財布とネクタイに注目を。
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撮影で使用された実物です。

これはSさんが60年代後半、ブレザーと一緒に、初めてアメリカのブルックスブラザーズで購入された思い出の品とのこと。

そんな貴重なものを、不肖私が頂戴することに。

Sさん、今はブルックスブラザーズを着ていませんが(笑)、昔のブルックスのコトを話し出すと、熱い熱い。(笑)

例えば、信頼していたブルックスのシャツ担当者がOxxford clothesに移ったので、それからOxxfordでシャツを作っていた等々、興味深いお話が次から次へと出て来るのです。

無茶苦茶お洒落で格好良い方なのですが、現在でもスタイルの基本は、やはり、ブルックスブラザーズなんですよ〜。

Sさんに、ブルックスブラザーズに憧れ、ブルックスの服を着たいという動機で(笑)アメリカ留学した、そもそものきっかけは何ですか?と尋ねると、「TAKE IVY」という答えが返って来ました。
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       財布には、PEAL&CO.LTD.
       MADE IN ENGLAND
       FOR BROOKS BROTHERS
       REAL PIGSKIN と書かれてあります。
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こちらも、Sさんからお譲りいただいたネクタイです。

これ見て、おおっ!となった方は、かなり年配の方か、相当なオタク系の方だと思います。(笑)

そうです。裏地なしのタイプです。

BLACK FLEECE でこのタイプ、復刻していましたね。
by yabushun | 2012-01-28 21:30 | CLOTHING | Comments(2)
頼久寺庭園
「水琴窟(すいきんくつ)」の原型と言われる「洞水門」は、小堀遠州が18歳の時に考案したらしく、コレを見て師匠の古田織部は腰を抜かしたらしいです。(笑)
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       「遠州流茶道 綺麗さびの世界」より


その小堀遠州が20代前半頃の、初期の代表作が、この頼久寺(らいきゅうじ)の庭です。
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愛宕山を借景とした、鶴亀の庭と呼ばれる禅院枯山水蓬萊庭園様式の庭園でありますが、この借景を取り入れる古来の技法も、遠州が復活させたものと言われています。
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      サツキの大刈込みは、大波を表現しています。


岡山に行かれる機会がありましたら、是非直接観ていただきたいと思うのですが、1600年代初期につくられたコトが信じれないほど、前衛的な庭です。
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どの角度から眺めても絵になる工夫がなされており、庭を前に静かに座っていると、まるで波の音がして来る錯覚にとらわれます。

ズバ抜けたセンスと設計力だと思いませんか?

そういうわけで、今後このカテゴリーでは、「日本的」なるものと思われているもとは、一体何なのか?をテーマに追求していきたいと思います。(笑)
by yabushun | 2012-01-28 01:07 | ARCHITECTURE | Comments(0)
Donny Hathaway
昨年5月に亡くなったコーネル・デュプリー(Cornell Dupree)と言えば、スタッフ(Stuff)を思い浮かべる方が多いかも知れません。

70年代後半から80年代代前半の一時期、このスタジオ・ミュージシャンが集まったバンドがバックをやっている音がやたらに流行ってました。

実は私はこの手の音楽が苦手なんですが、彼がギターを弾いているこの曲は大好きです。

  
   Donny Hathaway「Valdez in The Country」1973年


ダニー・ハサウェイは、1970年アトランティック・レコードからデビューし、「ニュー・ソウル」の旗手として脚光を浴びます。

・・・しかし、1979年1月13日、ニューヨークのホテルの15階の窓から身を投げ、わずか34年という短い生涯を終えています。
by yabushun | 2012-01-25 00:18 | MUSIC | Comments(0)
ディスプレイ その2
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    1940年 ブルックスブラザーズ マディソン本店
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    1943年 創業125周年を記念してのディスプレイ

      中央に飾られているのは、年代物の軍服


上2枚の画像、「GENERATIONS of STYLE」に載っていたっけ?と思われた貴方。甘いです。(笑)

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            1943年の広告
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            1943年の広告


    まぁ〜そういう時期と重なっていたってコトですね。
by yabushun | 2012-01-23 18:00 | CLOTHING | Comments(12)
ディスプレイ その1
ブログ始めてしばらくは、一日の平均訪問者数は5名だったんですが・・・勿論、自分をカウントしてです。(笑)

今日、予期してなかったお方から、私のブログを読んでいると突然言われ、嬉しいやら恥ずかしいやら。

その時、話題になったのが、コレです。
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           「TAKE IVY」より

1965年9月発行の本なのですが、その頃のブルックスブラザーズ本店のショーウインドウが出ています。
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こちらの画像は「TAKE IVY」からではありませんが、同じく1960年代のもの。

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    中牟田久敬著「TRADITIOANAL FASHION」より

こちらは1981年10月発行の本で、その時代の本店の店内ディスプレイになります。

以上、スーツのディテールのチェックを目的にアップしました。(笑)
by yabushun | 2012-01-21 23:34 | CLOTHING | Comments(25)
スラップ・ショット

Maxine Nightingale「Right Back Where We Started From」



ジョージ・ロイ・ヒルが監督した映画が、子どもの頃から好きでして、「明日に向って撃て!」1969年、「スティング」1973年、「リトル・ロマンス」1979年、「ガープの世界」1982年と、とにかく愛すべき作品ばかりです。

「スラップ・ショット(Slap Shot)」は、1977年公開の作品。



全米プロ・アイスホッケーのマイナー・リーグのチャールズタウン・チーフスは最下位の三流選手のチーム。

選手兼コーチのレジ(ポール・ニューマン)は頭が痛い。

しかも、スポンサーの鉄工場が不況で閉鎖するため、お先真っ暗。

レジとネッド(マイケル・オントキーン)の二人はチームの解散を覚悟するが、マネージャーは新しく三人を採用。

ちなみに、レジとネッドは私生活の方も上手くいってない。

負け試合がつづくなか、レジは相手チームのゴールキーパーに「お前の女房はレズだ」と罵り、乱闘の末、勝利をものにする。

その日を境に、チーム・チーフスの売り物は「暴力」に。(笑)

なかでも、新加入の三人組兄弟の無茶苦茶ぶりは素晴らしく、チームは連勝につぐ連勝。

血を見てファンも熱狂。

そんなある日、レジは現オーナーを訪ねる・・・



公開当時に話題になったのは、試合中使われる言葉の汚さで、その脚本を書いたナンシー・ダウドが女性ということでした。

でも、この時代のアメリカ映画は、娯楽性だけでなく知性が感じられますね。深読みも出来る作品です。

しかし、何と言っても、この映画の大きな魅力の一つは、黒縁眼鏡をかけた暴力三人兄弟、ハンセン・ブラザーズでしょう!

不滅の強烈キャラです。(笑)

主題歌に使われたマキシン・ナイチンゲール「愛とは強いもの」は、シングル盤で持ってました。
by yabushun | 2012-01-20 13:00 | CINEMA&DRAMA | Comments(4)
ショルダー・ライン
「MEN'S CLUB」1979年9月号より
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ブルックスブラザーズ東京青山店オープン寸前に、特集が組まれています。

その中では、MAKERS(OWN MAKE)、346、BROOKSGATEと、3つのブランドのスーツが紹介されています。

ドロップ寸(胸囲と胴囲の寸法差)は順番に、5インチ、6インチ、7インチとなっておりました。

それぞれの肩のコンストラクションの違い、わかりますでしょうか?
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by yabushun | 2012-01-19 19:32 | CLOTHING | Comments(20)
'60sブルックスブラザーズ・アイテム その1
「別冊MEN'S CLUBーU.S.トラッド・コレクション(1) 」
                    1983年5月発行 より
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大阪在住のSさんと、ピート小林さんが当時買い求めた、60年代のブルックスブラザーズの品々が紹介されています。

これはSさんの、グレー・ヘリンボーンの3Pスーツ。

と言うか、この雑誌の「'60sブルックスブラザーズ・アイテム」特集で写っている大部分のものは、Sさんのものだと思いますが・・・

以前ご紹介した古いSwaine Adeney製ブルックスブラザーズのトランクは、元々Sさんが所有されていたもので、ブルックスブラザーズの故K店長が譲り受け、そして私がK店長の形見として譲り受けたものです。
by yabushun | 2012-01-18 14:38 | CLOTHING | Comments(15)