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サファリ・ジャケット
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         drawing : Leslie Saalburg

もともとサファリ・ジャケットは、英国式のノーフォーク型に対するアメリカ式狩猟服として紹介されたもので、アバークロンビー&フィッチ(1892年創立のアメリカのアウトドア衣料専門店)が1900年代の半ば頃に考案した「アルストゥーク」という狩猟服が原型らしいです。
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それが改良されて、1923年に同社により、ケニア行きの狩猟服として紹介したものが、今日的な意味でのサファリ・ジャケットの登場となります。

サファリ・ジャケット自体は、ウィリス&ガイガー(1902年創業)によるOEMだったのかな?

ちなみに、1920年に麻雀を初めてアメリカに輸入したのも、アバクロらしいです。
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ヘミングウェイが愛用し、また、グレゴリー・ペック(「キリマンジェロの雪」52年)やクラーク・ゲーブル(「モガンボ」53年)らが映画のなかで着てみせて、ファッションとしても一般化し、70年代にはイヴ・サンローランが「サファリ・ルック」コレクションを発表し、世界的なブームが起こりました。
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私にとってサファリ・ジャケットのイメージは、このイヴ・サンローランが一番強く、したがって、長い間禁断のアイテムでしたが(笑)、何年か前、BBのK店長が梅田店にいらした頃、格好良く着こなしているのを見てから、見方が大きく変わりました。


ところで、今、私がサファリ・ジャケットで思い浮かべる映画は、ミレナ・カノネロが衣装デザインを担当した「愛と悲しみの果て」(85年)のロバート・レッドフォードですね。

この映画に出て来る、所謂コロニアル・ルックは、何度もチェックしました。
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最近なかなか行けてないのですが、今年あたりはサファリ・ジャケットを着て、双眼鏡のかわりに中判カメラを首からぶら下げて、殺生ではなく、京都の庭園巡りをしたいと思っております。


<追 記>
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      1976年 ブルックスブラザーズの広告より

 たとえブルックスとはいえ、今これ着るには勇気が必要?(笑)

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   靴(Alfred Sargent)以外はすべてBrooks Brothers
by yabushun | 2011-04-25 19:00 | CLOTHING | Comments(22)
ロバート・ジョンソン
最近、BB京都店のTさんから、
「自分の理想の服装のスタイルは、ロバート・ジョンソン」
と言われ、驚きました。(笑)

ロバート・ジョンソンとは、あの、
「キング・オブ・ザ・デルタ・ブルース・シンガーズ」
のロバート・ジョンソンであります。(笑)

そもそも、そのTさん、少々ぶっ飛んだ所があり、常人には計り知れない感性をお持ちなのですが・・・

何の前触れもなく、何の共通認識の確認作業もなく、突然70年前のブルースマンであるロバート・ジョンソンの名を出されて来るところが凄いと言うか、何と言うか・・・何でやねん!です。(笑)
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尤も、私が昔、ロバート・ジョンソンの、残された音源を復刻したCBSのLP盤2枚を、一生懸命聴いていた頃は、彼の素性は謎が多く、肖像写真すらまだ発見されていない時代だったのです。

どんな顔で、どんな格好をしていたかもわからない、想像をかき立てて止まない存在でした。

まさに「伝説」の天才ブルースマンだったのです。

彼の音楽について、あえて言わせてもらえば、ブラック・ミュージック史上最高峰の一つだと思っています。

しかし、私のロバート・ジョンソンにまつわる情報は、写真が発見され、それが本物か偽物かと論議されていた頃で止まってまして、実際の彼が、どんな風貌と格好をしていたか、その当時は何故か余り興味が湧きませんでした。
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ところで、SP盤を復刻したCD盤で、良い音のするのって、意外とないんですよね。

LP盤の方が、マシなのが多かったように思います。

加えて言うならば、SP盤音源を説得力ある音で再生できるの装置は、良い再生装置だと思います。

・・・一体、私は、何の話がしたかったのでしょうか?

そうそう、Tさんが何を言いたかったのか、全くわからなかったということです。(笑)
by yabushun | 2011-04-22 15:54 | MUSIC | Comments(4)
ベースボール・ストライプ その3
その1 http://yabushun.exblog.jp/13895121/
その2 http://yabushun.exblog.jp/14012684/

去年に引き続き、ベースボール・ストライプ・パンツの着こなし計画をたてております。

意外と執念深いんです、私。(笑)

今年はそれ用に、千鳥格子のリネンのジャケットをオーダー致しました。

参考にしたコーディネートは・・・
             ↓
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この老紳士は、ベリー・ウォール(1860-1940)という、アメリカの大富豪であったお方です。

格好良いですね!

ちなみに、アメリカで初めてタキシードを着たのは、彼だったらしいですよ。
by yabushun | 2011-04-18 16:33 | CLOTHING | Comments(0)
ネットワーク
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先日亡くなったシドニー・ルメットと言えば、「十二人の怒れる男」(1957年)「セルピコ」(1973年)「狼たちの午後」(1975年)など、社会派映画監督として名を馳せました。

「ネットワーク」(1976年)は、視聴率至上主義のTV界の内幕を描きながら、メディア業界を痛烈に批判し、TVから流される情報を無批判に受け入れる視聴者へ警鐘を鳴らす作品でした。

ちょっと荒唐無稽なストーリー展開なのですが、30年以上前の映画にもかかわらず、現代にも通じる問題を見通していたようなところが、ある意味凄いです。

映画撮影終了後、主演のピーター・フィンチは他界しますが、その年のアカデミー主演男優賞を受賞しています。

あと主演女優賞にフェイ・ダナウェイ、助演女優賞、脚本賞と、計4部門で受賞。

この年のアカデミー作品賞候補は「ネットワーク」の他に、「ロッキー」「タクシー・ドライバー」「大統領の陰謀」「ウディ・ガスリー/ わが心のふるさと」と、名作揃い。

結果は「ロッキー」が受賞していますが、これは何かの間違いだったと、今でも思ってます。(笑)
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かつて、私が何度もチェックしたのは、ニュースキャスター役のピーター・フィンチの服装です。

う~ん、トラディショナルだなぁ~と。(笑)
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テレビ局会長(ネッド・ビーティ=「ホミサイド」のボランダー刑事役)が、ピーター・フィンチに、メリスマを効かせた説教をするシーンは、今でも凄く印象に残ってます。
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by yabushun | 2011-04-12 01:26 | CINEMA&DRAMA | Comments(0)
カフ・リンクス
シャツのカフには「バレル」と「フレンチ」の二種類があります。

バレルは一つ、及び二つのボタンでとめる型で、折り返し袖になっているのがフレンチ。

エレガントな方は断然フレンチの方で、バレルと比べものになりません。

ちなみに、モーニングとテールコートのシャツの袖は、カフ・リンクスで留めるシングル・カフが正式なようです。

ところで、シャツはBDしか着ないという方もいらっしゃるかも知れませんが、例えばスーツの時はフレンチ・カフス、スポーツコートの時はBDシャツと、着分けてみるのも楽しいものです。

フレンチ・カフスに不可欠なアクセサリーはカフ・リンクスですが、その歴史は、17世紀に登場し、一般化したのは1840年になってからとのこと。

アラン・フラッサー「男の服装学(Making The Man)」によると、

「上等のカフスボタンで、エレガントなものは両方とも同じ形で一対になっているものである。」

らしいですが・・・
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これ、オークションに出ていて、可愛かったので落札したボタン(イタリア製)だったのですが、自分で改造してカフ・リンクスにしてみました。

残念なことに、ボタンは二個だけだったので、「両方とも同じ形で一対」に出来なかったのが、悔やまれるところです。

今回言いたかったことは、私が如何に手先が器用か、ということです。(笑)
by yabushun | 2011-04-04 20:49 | CLOTHING | Comments(35)