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ウイップコード その2
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   スーツ Individualized Clothing(Holland&Sherry)
   シャツ Brooks Brothers
   タイ Tom James
   ポケットスクエア Brooks Brothers
   靴 Alden
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     シャツとタイだけ変えてみます。
     シャツ Brooks Brothers(Black Fleece)
     タイ Brooks Brothers

ザ・パーソナル・ショッパーズ(http://www.the-personal-shoppers.co.jp/)で作ったウィップコードのスーツです。

昔のブルックスブラザーズのオウンメイク・ラインにあったものを再現するという試みで、コバ・ステッチ(ウエルトシーム) をジャケットとトラウザーズに入れております。

こういった仕様のものを「sports detail」と言うことをKEN AOKI様に教えていただきました。

格好良いです。実に格好良いです。

これを着ると、男前でない私が、二枚目を超越して、三枚目になるほどです。



ところで、ウエルト・シーム(welt seam)とは、ステッチ縁縫いの一種で、主にジャケットやブレザーの衿、前端、ポケット部などの縁から、約7ミリ前後の幅をとった所でほどこされるシングルステッチのことです。

「ウエルト」という言葉を辞書でひくと「鞭打ちの跡、ミミズばれ」と出て来ますので、縫い目が「ミミズばれ」のように浮き上がって見えるという意味なのでしょう。

「ミミズばれ」とは「ミミズにオシッコをかけたら腫れる」ということではありません。念のため。

ステッチ掛けの部分が浮き上がって見えるため、別名「ライズド(riesed)エッジ」とも呼ばれたようです。
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     「Men's Clothing & Fabrics in the 1890s」

ウエルトシームが入っていたら、日本では何故か「アイビーモデル」と言われますが、例えば、1890年の紳士服カタログ図版(Men's Clothing & Fabrics in the 1890s)を見ても、ウエルトシームが入ったスーツが沢山出てきますので、アメリカ紳士服の伝統的意匠の一つとして認識した方が良いかも知れませんね。
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「ナポリ湾」(1960年)でクラーク・ゲーブルが着ていたギャバジンのスーツにもウエルト・シームが入ってました。
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ラペル、フラップポケットだけでなく、カラー(上衿)、ショルダー、スリーブ、バックシーム(背縫い線)にも確認出来ます。
by yabushun | 2011-02-26 18:25 | CLOTHING | Comments(23)
モンティエルVSドネア 結果
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バンタム級頂上決戦の結果は、挑戦者ノニト・ドネア(フィリピン)が、2冠王フェルナンド・モンティエル(メキシコ)に2ラウンド2分25秒TKO勝ちを飾り、フライ、Sフライ級に続き、3階級目のベルトを獲得しました。

とにかく勝ちっぷりが凄かったです。

モンティエルに何もさせず、左フック・カウンター1発で彼を破壊したと言えます。

首から上が吹っ飛んでしまうようなパンチをくらったモンティエルは、まるで地面に叩き付けられたカエルのように、リングに倒れながら体を痙攣させていました。

ダメージは深刻。

モンティエルは本能的に、意識朦朧のなか立ち上がりましたが、ここで試合をストップしなかったことに強い違和感を持ちました。

死んだらどないするねん。
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衝撃的なパフォーマンスで、ドネアは新王者になりましたが、もはやこの階級では敵なしでしょう。

けだし、軽量級でこれほどのビッグパンチャーは、今まで存在したであろうか?

ドネアがボクシング界を背負う伝説の男になることは間違いありません。
by yabushun | 2011-02-20 23:11 | BOXING | Comments(4)
川田義雄
たまには音楽のお話を。
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地球の上の朝が来る~その裏側は夜だろう~♪
西の国ならヨーロッパ~東の国は東洋の~♪

「地球の上に朝がくる」の出だしであります。

何というスケールの大きさでありましょうか。

川田義雄(後に「川田晴久」と改名)は、所謂「ボーイズもの」の元祖で、1937年、伝説の「あきれたぼういず」を結成。

メンバーは、坊屋三郎、益田喜頓、芝利英を加えた4人組。

戦前に絶大な人気を集めました。

SP盤はなかなか入手できませんでしたが、復刻LP盤が発売された時は全て購入し、歌詞を覚えました。

「浪曲セントルイスブルース」は不朽の名作です。
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美空ひばりに芸能界のイロハを教え、唯一の師匠と言わしめたグレート・ボードビリアンは、私の心のボスでもあります。


美空ひばり&川田晴久「湯の町エレジー~トンコ節」1950年


トンコ節、良いですねぇ〜。この粋な感じが堪りません。何故か泣けてきちゃうんですよね。
by yabushun | 2011-02-20 02:13 | MUSIC | Comments(0)
フロント・ページ
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1929年のアメリカはシカゴの新聞記者社会を舞台にした風刺コメディで、ブロードウェイのヒット舞台劇を映画化(1974年)したものです。

監督は、ビリー・ワイルダー。

記者(ジャック・レモン)は結婚を機に「寿退社」しようとしますが、デスク(ウォルター・マッソー)は面倒をみた部下に急に辞められては困るので、何とか阻止しようとします。

そこに死刑囚の脱走という大事件が発生。

裁判所の記者クラブを舞台に、めまぐるしく事件は展開していきます・・・。
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軽妙洒脱、スマートな喜劇で、実に味がある映画なのですが、設定されている時代のアメリカ社会の雰囲気が好きです。
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ウォルター・マッソーとジャック・レモンの、垢抜けてない感じのアメリカンなスタイル、良いですねぇ~!

念のため、着こなしの参考用に、カラー写真も添付しておきます。
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by yabushun | 2011-02-18 00:35 | CINEMA&DRAMA | Comments(6)
ブルックスブラザーズ 1915年
つかみは、レスリー・サルバーグからです。(笑)

レスリー・サルバーグ(Leslie Saalburg)は、「エスクァイア」誌創刊以来のファッション・ページを飾って来たイラストレーターのなかで、ローレンス・フェロウズと並ぶ二大巨星の一人です。

エレガンスを描いたら彼の右に出るものはいないといわれ、主に、英国の上流階級のクラシック・スポーツや、伝統的な服飾店、社交場などを好んでとりあげ、フェロウズの軽やかで洒脱なタッチに対し、重厚な画風が特徴だったと言えましょう。
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    レスリー・サルバーグ 1930年(撮影マン・レイ)

彼の作品に登場する男たち同様、彼自身もまた自他ともに認めるダンディでした。

「エスクァイア日本版 別冊 october 1990 No.5」で、彼のことが取り上げられいて、そのなかに彼自身が書いた文章があり、こんなことが書いてある箇所がありました。
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       BROOKS BROS.,NEW YORK,1915
       drawing : Leslie Saalburg

『1915年「ブルックスブラザーズ」では1ブロック先からでも見分けがつくくらいに目立つ4ボタンのジャケットを作っていた。

若者向けのスーツは、英国製の生地を使った、有名なブルックス・スタイルのもので、当時17ドルで売られていた。

肋骨状のモールで飾られたお抱え運転手のためのロシア風オーバーコートや、ソムリエのチェーンなど、あらゆる使用人たちの仕事着から小物までをすべて取り揃えているのがブルックスの自慢でもあった。

その時代には、選ばれた顧客のために提供されるものには洗練されたエレガンスが共通してあった。

ブルックスではカスタムメイドも手掛け、シャツ部門だけで8人のカッターを抱えていたものだ。』



ため息しか出てこない世界です。
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       Brooks Brothers 1915年のカタログより

中央がハウス・コートと称するビロード製のガウン、その上下がブレックファースト・ジャケットと称する朝食用替上着。

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      Brooks Brothers 1915年のカタログより

渡航が船旅を意味した時代の産物である、10着のスーツを楽々収納できる「ワードローブ・レギュレーション・トランクス」、大陸旅行用の「スティーマー・トランクス」、シルクハットなどの帽子用の円形小型ケースなどなど。


古いカタログを見ると、ブルックスブラザーズは、こんな代物を扱っていたことがわかります。
by yabushun | 2011-02-14 19:28 | CLOTHING | Comments(12)
ウォール街〜ウォール・ストリート
ニューヨーク金融街の悪の帝王、ゴードン・ゲッコーが帰って来ました。
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名作「ウォール街」(1987年)が、続編「ウォール・ストリート」(2010年)となって、伝説の大悪党ゴードン・ゲッコーが、実に23年ぶりに帰って来ました。

再会出来て嬉しいです。(笑)

23年前の「ウォール街」は、ジャンク債の帝王マイケル・ミルケンの事件をモデルにしていたようですが、新作では、サブ・プライム・ローンやリーマン・ブラザーズの破綻等が題材とされてました。

まだ、新作映画の方をご覧になってない方もいらっしゃると思いますので、ネタバレになることは避けたいと思いますが、旧作をまだ観たことのない方は、必ず旧作を観てから映画館に行って下さい。

前作は、ゴードン・ゲッコー(マイケル・ダグラス)が、「Greed is good」(強欲は善)、「Money never sleeps」(金は決して眠らない)、という有名なセリフを残し、アカデミー主演男優賞を獲得しました。

金融と投資の世界は、人間の根源的な欲望(強欲)により構築されている世界ゆえに、そこで生き抜くゲッコーの存在感、魅力が見事に浮かび上がり、黒光りしていましたね。
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           このスタイル!

アラン・フラッサーが手掛けたといわれる(エンド・ロールで名前が出てます)ゲッコーの、クラシックなスーツ・スタイル、抜群に格好良かったですね!

思うに、この映画以降、やたらアメリカ映画ドラマのなかで、男優がサスペンダーを見せるシーンが多くなった気がするのです。
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さて、刑務所から出て来たゲッコー氏、今回も魅力的な悪役に徹してくれたのでしょうか?(笑)

ちなみに、ボウタイしたKZI社経営者ルイス役のフランク・ランジェラのスタイル、私の好みでした。

エンド・ロールの時、前作と同じく、トーキングヘッズの「This must be the place」がバックに流れ、何だかジ~ンと来ちゃいましたね。

   
by yabushun | 2011-02-11 21:10 | CINEMA&DRAMA | Comments(4)
Richard Merkin
リチャード・マーキン氏をご存知でしょうか?
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2009年に70歳でお亡くなりになりましたが、ニューヨークきっての洒落者と言われた、画家、文筆家です。

ビートルズのアルバム「サージェント・ペパーズ・ロンリーハーツ・クラブバンド」にも登場されているお方です。
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           部分拡大してみます。
               ↓
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30年代のエスクァイア誌のイラストが飛び出して来たような、実に魅力的な着こなしをされてた方で、彼の写真を眺めてるとワクワクしてきちゃいます。
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       グリーンのソックスが良いですね。
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マーキン氏のワードロープにあるカラフルなサスペンダー、洒落てると思いませんか?
by yabushun | 2011-02-10 19:05 | CLOTHING | Comments(6)
憧れのブルックスブラザーズ その4
1980年1月10日号「POPEYE」の記事を、もう一度振り返ります。

http://yabushun.exblog.jp/14230804/
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          左上を拡大してみます。
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シャツ売場担当のトム・デイヴィス氏がしっかり写っております。
      この当時からオデコは広かったようです。

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       1984年の写真。右がデイヴィス氏。
       ジョー・マンシーニ氏(左)も写っています。


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      Jeremy Hackett「MR CLASSIC」より

      2006年頃と思われるデイヴィス氏。
      完璧な着こなし。いぶし銀の魅力であります。


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  最近トム・ブラウンと一緒に写っていたデイヴィス氏の写真。
  1967年よりブルックスに勤務されているらしいです。


リテール・ブランド・アライアンスの社長、クラウディオ・デル・ベッキオ氏の息子さんが、トム・デイヴィス氏の顧客だったことが、2001年の買収のきっかけになったらしい、と聞きました。
by yabushun | 2011-02-07 09:31 | CLOTHING | Comments(8)
ハリスツイード・スポーツコート その1
年明けのバーゲンで購入したツイードのジャケット。

何だか、もう暖かくなってきて、あまり出番がなさそうな予感が・・

お店には、春夏物がボチボチ入荷して来ているので、ワードロープ計画を練りはじめております。
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ハリスツイードジャケット Brooks Brothers
シャツ Brooks Brothers
タイ Brooks Brothers
ポケットスクエア Brooks Brothers
by yabushun | 2011-02-06 12:17 | CLOTHING | Comments(0)