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ブルックス・ブラザーズ
アラン・フラッサーの「Making The Man 男の服装学」(1983年初版)は、中身の2/3以上が世界のショップ紹介を、まぁ~詳しく書いてあるのですが、日本のコーナーでのはブルックス・ブラザーズ(今の青山本店)をこんな感じで紹介しておりました。
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『東京のブルックス・ブラザーズも(中略)アメリカ各地にあるブルックスの支店と見たところ同じである。
が、ひとつだけ違うものがあって、それは店員だ。
彼らはどう見てもアイヴィー・リーグの大学を出たとは思えないが
・・もしかしたらちゃんと卒業しているかも知れない・・
西欧人がこの店に入って驚くのは、ブルックス・ブラザーズがそっくりそのままここにあって、しかもアメリカ風の服装をした店員たちが顔だけ東洋人だ、ということである。
だが、心配することはない。
この店員たちはブルックスの商品のことならアメリカの店のセールスマンに劣らずよく知っている。』
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ブルックス独特の魅力は沢山あると思うのですが、知識豊富な店員さんがいることもその一つでしょうね。

「最高品質の商品だけをつくり、取り扱うこと。適正な利益のみを含んだ価格で販売し、こうした価値を商品に求め、その価値を理解できる顧客とのみ取引すること」

という理念のもと、アメリカ紳士服業界に君臨し、創業190年を迎えたブランドですが、今年で日本上陸30周年になります。
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青山店が出来て間もない頃、ポロ・カラー・シャツかシェトランド・セーターを購入しようとお店を訪ねたけど、十代の自分には余りに高価だったため断念し、カタログだけ戴いてきた思い出があります。

さて、一時は品質の低下により、一途なファンを落胆させていたブルックスですが、金持ちのイタリア人に会社を買収されて以降、往年の輝きをちょっとだけ取り戻しております。

この傾向、私だけでなくブルックスの店員さんたちも喜んでいると推測します。

さすがに「Makers」ネームの入ったオウン・メイク=自社工場生産製品は、シャツとタイだけになってしまいましたが、これは現代アメリカの産業構造の変化のため、残念ですが致し方ないことかも知れません。
by yabushun | 2009-11-10 06:14 | CLOTHING | Comments(0)
ブレザー その1
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ブレザーの語源としては、

(1)英国のケンブリッジ大学とオックスフォード大学の定期対抗レガッタのとき、ケンブリッジのボート部員が全員で真紅のスポーツ・ジャケットを着ていたのが水に映えて鮮やかだったことから「炎」(Blaze)が転じてブレザーと呼ばれるようになった。

(2)大英帝国の軍艦ブレザー号の乗務員に紺サージのジャケットを着せたところから名付けられた。

という説があります。

いずれにしてもブレザーとは、スポーティーなユニフォームで、金属ないし貝釦付きのジャケットと言えるようです。
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ブレザーのルーツを遡ればイギリスに行き着くわけですが、私にとってブレザーと言えば、1818年創立のブルックス・ブラザーズ製以外考えられません。

同社のブレザー基本スタイルは1918年に完成したと言われ、以後ほとんど変更はないらしいです。

3つ釦中1つ掛け段返り、袖口2つ釦、ナチュラルショルダー、前ダーツなし、ボックス型ライン、センター・フックド・ベント(上部斜め45度ステッチ)、縁やポケットに施された約7ミリのステッチ、パッチ&フラップ脇ポケット等々が特徴で、一般的に、ナンバー・ワン・モデルと呼ばれる定番です。

これ一着持ってるだけで驚くほど着こなしの幅を広げてくれますし、これを上手に着こなしていくことが自分のスタイル構築に重要と考えております。
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手本その1は「ティファニーで朝食を」(1961年)
ジョージ・ペパード


c0214126_3453145.jpg手本その2
ヘンリー・フォンダ
(エスカイア誌より)

渋いですねぇ〜。
by yabushun | 2009-11-09 16:46 | CLOTHING | Comments(10)
ツイード・ジャケット その1
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ツイード・ジャケットと言えばマックイーンでしょ!

「ブリット」(1968年)とにかく格好良かった。

履いていたスエードのチャッカ・ブーツは、確かトッズだったと思います。

えっ〜ウソやろ?と思われる方もいらっしゃるかも知れませんが、ペンソールのサングラスを愛用していたことを考えるなら不思議ではないと思います。

余談ですが、(本当はマックイーン自身がやりたかったにもかかわらず保険問題のため出来なかった)有名なカーチェイス・シーンは、「大脱走」でもバイク・スタント役だったバド・イーキンスがやっているんですね。

このカー・チェイスに強く影響を受けたと、「フレンチ・コネクション」(1971年)のウイリアム・フリードキン監督は申しておりました。
by yabushun | 2009-11-07 16:45 | CLOTHING | Comments(2)
バラクータG9
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      ウイリアム・クラクストンの写真集より


G9と言えばマックイーンでしょ!

1968年「華麗なる賭け」の中でも着てましたね。

ちなみに、映画の中で初めてG9を着たのは1966年「クイーン・メリー号襲撃」でのフランク・シナトラらしいです。



「絵本アイビーボーイ図鑑」より
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正式にはゴルフ・ジャケットと呼ばれ、英国式にクラシックにきめるのがベストとのこと。

なーるほどねぇ〜。

是非、着こなしの参考にしてみたいと思います。
by yabushun | 2009-11-05 02:27 | CLOTHING | Comments(0)
山猫
c0214126_9572316.jpgNHKで「証言ドキュメント 永田町・権力の興亡」という3回シリーズの番組をやってました。

c0214126_9574041.jpg16年前の政権交代と今回の政権交代までの政治史を、主役に小沢一郎をすえ、権力の中枢にいた政治家30人以上の生々しい証言をもとに再構成するという内容。

準主役は元自民党幹事長の野中広務でしたね。



かつて、民主党代表に選出された小沢一郎は、同党の両院議員総会の演説で、

「変わらずに生き残るためには、変わらなければならない」

と、映画「山猫」の一節を引用し、その上で「まず、私自身が変わらなければなりません」と言いました。

今思えば、ゾクゾクするほど格好良いセリフです。

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c0214126_17375990.jpg小沢一郎って、ヴィスコンティの映画を観てるんですね・・・



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「山猫」(1963年)は19世紀のイタリア貴族の没落を描いた映画です。

舞踏会シーンでの夜会服(この時代は燕尾服のみ)を着た、主演バート・ランカスターが、無茶苦茶に格好良いんですな。これが!

この映画を観るまで、バート・ランカスターがこんなに素晴らしい俳優だとは思っておりませんでした。
by yabushun | 2009-11-04 03:04 | CINEMA&DRAMA | Comments(0)