ブログトップ
You ain't heard nothin' yet!
yabushun.exblog.jp
カテゴリ:TABLEWARE( 2 )
VOCマークの皿
c0214126_12485738.jpg
         柏木博「玩物草紙」平凡社より


テーブルと椅子は、バーナード・リーチのためにデザインされたものとのコトで、松本民芸製だと思います。

(ちなみに私は、松本民芸の家具、コツコツ集めております。)

コーヒーセットは1920年代アンティーク。

ティーカップと皿は、「オランダ東インド会社」の復刻もの。

ふ〜ん、こんなの出てたのかと思い、調べたら深川磁器製でした。
c0214126_12502987.jpg
1602年にオランダで設立さた、世界初の株式会社といわれる「オランダ東インド会社」は、オランダ語で「Vereenigde Oostindische Compagnie」なので、略称で「VOC」と表記されます。

オランダ東インド会社は設立後、東洋貿易に乗り出しますが、中国からの輸出品として喜ばれたのが「芙蓉手(ふようで)」の磁器でした。

17世紀の前半には、大量の芙蓉手の磁器がヨーロッパに運ばれています。

皿の内側の縁が6つの区画に仕切られていて、区画の一つ一つを花びらに見たてると、芙蓉の花の開いた状態のように見えるので、こうした模様をもつ陶磁器を芙蓉手と呼ぶようです。

しかし、それまで中国を支配していた明王朝が滅亡し、清王朝になって、中国からの焼きものの輸出がストップしてしまいます。

そこで、人気商品であった芙蓉手の磁器を、別のところに注文して作らせるコトを考えたのでした。

当時のヨーロッパは、まだ磁器を作れるだけの技術がなかったのです。

彼らが注目したのが、日本の「有田焼」でした。

日本では、朝鮮半島から来た李参平により、17世紀の初めには既に有田で磁器生産に成功していたのです。

そう言う訳で、日本が鎖国時代、オランダの東インド会社の注文によって輸出された、VOCマーク入りの有田焼が存在するワケです。



有田焼のことを「伊万里」と呼びますが、これは有田焼の多くが伊万里から出荷されたことによるものです。

古伊万里は、骨董屋でも昔からアイドル的存在ですが、VOCのマークが入った東インド会社の皿があったなら、普通は欲しいと思うでしょ?(笑)

でも、値段を訊いたら、普通は諦めます。(笑)

そんな、私みたいな人にピッタリなのが、このレプリカ。

普段使いも、ガンガン出来ますよ。
by yabushun | 2012-07-07 13:15 | TABLEWARE | Comments(0)
日常使う器類に興味を持ち出した一つのきっかけは、朝日新聞に載っていた小さな記事からだったと思います。

それは、グループモノ・モノの山口泰子さんが使う、最低限に絞り込まれた器類の写真でした。
c0214126_735389.jpg
 秋岡芳夫とグループモノ・モノ編「食事とうつわ」三麗社 より


モノは増やさぬ主義で、大は小を兼ねる、一器多用を徹底していったらコレだけになり、コレだけで済むようになった、というようなコトが書かれてありました。

吹きグラス、漆の椀、抹茶椀、大皿、象眼サラダボールは丼がわりになり、ラーメンを食べる時にも使う等々。

箸は塗箸でなく、クッキング用を兼ねた竹の割箸を使われていたようです。

ちなみに、私は以前、永六輔の影響(笑)だったと思うのですが、割箸しか使わない主義でした。

コレはコレで、凄いでしょ?(笑)

話を戻しますと、使い勝手が良い、手仕事によってつくられた器を、選び抜いて、愛着を持って使い続けるという考え方、凄い影響を受けた、というコトです。


蛇足ですが、コーラに関しては、器(グラス)に移し替えないで、そのまま飲むのが一番ウマいですね。(笑)
by yabushun | 2012-06-28 08:42 | TABLEWARE | Comments(0)