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カテゴリ:CINEMA&DRAMA( 35 )
シャーロック・ホームズの冒険
今年(2017年)は、シャーロック・ホームズ生誕130周年目の年らしいです。

ホームズ小説の第1作「緋色の研究」が発表されたのが、1887年だったのです。
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「緋色の研究(A Study in Scarlet)」が掲載された
ビートンのクリスマス年鑑(Beeton's Christmas Annual)



生誕130周年を記念して、AXNミステリー・チャンネルでは、シャーロック・ホームズ映像化作品の特集が組まれています。

その決定版と言える名作TVシリーズ「シャーロック・ホームズの冒険」の全話放送も始まっております。

この英国グラナダTVで製作さた「シャーロック・ホームズの冒険」は、原作を忠実に映像化したTVシリーズとして、数あるホームズ作品の中でも最も人気が高く、シャーロキアンたちからも支持されています。

何よりも、シャーロック・ホームズ役のジェレミー・ブレットが、キレキレと言うか、素晴らしいんですよ。
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ベーカー街221Bの住居表示を見るだけで興奮しますよね。(笑)



物語の背景となっている19世紀ヴィクトリア朝の時代考証、これも見どころの一つであります。

先ずは、ジェレミー・ブレット演じるシャーロック・ホームズの、蝶ネクタイに注目して下さい。

初めてこのTVシリーズを観た時、おおっ!と思ったのが、このシャツの衿の内側に蝶ネクタイの端を挟む着こなし方であります。(笑)

調べると、こういう蝶ネクタイの着こなし方は、歴史的にかなり多くの方がされていたことが判りました。
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左・ジョン・H・ワトスン(デビッド・バーク)と
右・シャーロック・ホームズ(ジェレミー・ブレット)



あと、ホームズ達が穿いているズボンも、ちゃんとクリースが無いんですよね。

19世紀中頃まではズボンに折り目というものは無く、今日的な意味でのフロント・クリースが見られるようになったのは、1890年に至ってのことというのが歴史的事実なのです。

にもかかわらず、同時代を扱った日本の映画やTVドラマを観ていると、必ずクリースがビシ〜っと入っていて、結構シラけてしまいます。(苦笑)

ちなみに、ホームズがルームシェアの相手としてワトソンと初めて出会う(「緋色の研究」)のは1881年、犯罪組織の頭目であるジェームズ・モリアーティ教授との対決(「最後の事件」)でライヘンバッハの滝に落ちるのが1891年の設定でした。念のため。
by yabushun | 2017-01-19 17:35 | CINEMA&DRAMA | Comments(2)
Jerry Lewis
幼い頃、よくTVで放映されていた「底抜けコンビ」シリーズを、夢中になって観ていた記憶があります。

戦後生まれの日本人の私は、こういう所からアメリカ文化に強い影響を受けた来たんだなと、最近つくづく思います。

子供心にも、何て面白いんだ、洒落ているな、格好良いな、と思ったものです。
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キング・オブ・コメディ=ジェリー・ルイスは、1926年3月16日生まれで、アメリカはニュージャージー州ニューアーク出身。本名はジョーゼフ・レヴィッチ(Joseph Levitch)。

ヴォードヴィル芸人だったロシア系ユダヤ移民の両親と共に、5歳から舞台に立つようになりますが、家庭は貧しく、高校はスーパーや帽子工場で働きながら卒業。学生劇などに出演しているうちに芸人を志すようになります。

ナイトクラブを経て、1946年にアトランティック・シティーのショーに出演。その時、解雇寸前の窮地に立たされた、元ボクサーの歌手ディーン・マーティンが、9歳下の無名の彼と即興でコンビを組むことになるのですが、これが大当たり。

マーティン&ルイスとして、フィラデルフィアのカジノでデビューし、各地のナイトクラブを廻るうちに人気は爆発。

やがてTVへも出演するようになり、その活躍が認められ、1949年に映画デビューを飾ります。

以降、パラマウント映画製作によるコメデイ映画、いわゆる「底抜け」シリーズで大ブレイク。パラマウントのドル箱となります。

「底抜けコンビのるかそるか(Hollywood or Bust)」(1956年)を最後にディーン・マーティンとのコンビは解消されますが(理由は正式に発表されず)、人気は衰えず、製作や監督業にも進出していきます。

一方、ディーン・マーティンも、コンビ解消後は、シナトラ一家、いわゆる「ラット・パック」の主要メンバーとして、大活動していくこととなります。

ちなみに、私は、ディーン・マーティンも好きです。
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今でも「装い」ということに関して考えると、ジェリー・ルイスはメチャクチャお洒落だったと思いますね。

役柄を踏まえ、ワザと「外し」して「抜けた」感じを演出していますが、品の良さがありました。


Dean Martin & Jerry Lewis 「Great to Be Home」


米NBCのテレビ番組(1950〜55年放映)「コルゲイト・コメディー・アワー(The Colgate Comedy Hour)」 より。

「Colgate」はスポンサー名で,歯磨き粉で有名なブランド。

ジェリー・ルイスの洗練された足捌き、身のこなし、この若さでの芸の完成度に注目です。

時に、神がかり的な面白さを発揮した、稀代のコメディアンの「芸」は、緻密な計算によるものでした。

こういう「芸」こそ、本物の中の本物と言えましょう。

戦後、圧倒的経済力を背景として輸出された「アメリカ文化」には、何やかんや言うても、強烈な説得力があったと思います。
by yabushun | 2014-12-13 05:23 | CINEMA&DRAMA | Comments(0)
ベルフェゴール


「ベルフェゴールは誰だ」は、フランス国営放送で1964年に放映されたTV映画。

監督/クロード・バルマ 

主演/ジュリエット・グレゴ、フランソワ・シューメット、ルネ・ダリー

原作はアルチュール・ベルネッドで、彼は映画「ヴィドック」の原作者としても知られています。

当時、2,000万人以上のフランス人を、TVの前に釘付けにしたといわれたドラマで、日本でも1965年にテレビ朝日で、夜9時から30分放映されていたんです。
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実は、私が最初に観た海外TVドラマが、これだったんです!

今でも憶えていることは、とにかくメッチャ怖かったこと。

コレ観た後は、暗く長い廊下を歩かねば辿り着かなかった便所に、行けなくなりました。

番組の途中に入るCMが、レナウンの「ワンサカ娘」であったことも鮮明に憶えています。

未だに、ノリの良い「ワンサカ娘」を聴いたら、直後に、得体の知れない恐ろしいものがやって来るというイメージ、感覚が、私の中でワンセットになっています。
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800年の歴史を持つルーヴル美術館に潜んでいるとされる、マントと仮面で被われた伝説の怪人、ベルフェゴール。

その正体を追求する青年と謎の女性をめぐって、不可思議な物語が展開するという、怪談&犯罪ミステリードラマでした。

本国フランスでは72分×4話だったものを、日本では30分×13話と分割して放映されました。

幼い私は、シスター(修道女)のような格好をした化け物が、複雑で迷路のようになった美術館内を歩きまわっている、この、とてつもなく不気味な雰囲気を、ビビり倒しながら楽しんでいた訳ですね。(笑)
by yabushun | 2014-10-19 08:07 | CINEMA&DRAMA | Comments(0)
Breaking Bad
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CS放送 Super! drama TVで、「ブレイキング・バッド(Breaking Bad)」ファイナル・シーズン(シーズン5)全話一挙放送(8話+8話)を、2週つづけて鑑賞。

圧倒的面白さでありました!

TVドラマ史上、最高傑作の一つであること、間違いありません!

脚本、映像、演出、演技、全て凄かった。

一つ取り上げるならば、エミー賞ベスト男優賞を4度連続獲得した、主人公ウォルター・ホワイト役の、ブライアン・クランストン(Bryan Cranston)が、やはり素晴らしい!

「男」というものを、表現し切っていました。

あのアンソニー・ホプキンスが、「私が知りうるかぎり、最高の演技」と大絶賛してたのも、けっしてお世辞じゃないことが、良〜く分かります。

クランストンと言えば、彼は、私が大好きだったTVドラマ「マルコム in the Middle」で、メチャクチャ面白いキャラの、マルコム達の父親、ハルの役だったんですよね!
by yabushun | 2014-10-12 06:26 | CINEMA&DRAMA | Comments(2)
新米刑事モース~オックスフォード事件簿~
ショーン・エヴァンス(Shaun Evans)が若き日のモース警部を演じ、ロジャー・アラム(Roger Allam)が彼を見守るサーズデイ警部を演ずる、TVドラマ「Endeavour」が、遂に日本でも放送されます。

日本語タイトルは、「新米刑事モース~オックスフォード事件簿~」。

初回放送日は8月31日(土)で、WOWOWプレミアで放送されます。
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WOWOWよ、快挙だ!ありがとう!と言いたい所ですが、吹き替えは仕方ないとして、各話放送時間が本国放送よりも10分強ほど短くなっており、いくつかのシーンがカットされているようなんですね。

何考えてるんじゃ!ボケぇ〜!と言いたい所ですが、まぁ、放送してもらえるだけも、感謝せなあきませんかね。

2012年1月から、全英ITV局で放送され、第1話の視聴率は、最高650万View、平均590万View、23.4%と、いまだにモースが根強い人気があるコトが証明され、既にシリーズ2の製作が決定したと発表されています。



モースは、元々は、コリン・デクスターの推理小説シリーズに登場する警察官です。

「主任警部モース(INSPECTOR MORSE)」としてTVドラマ化され、1987~2000年に33話が放送されました。

本作は、そこから時代を遡り、新米刑事時代のモースを描いた前日譚(ぜんじつたん)という設定になります。

モースが大好きな私にすれば、痛い所を突いて来たと言うか、痒い所に手を回して来たと言うか、感じる所を攻めて来た、って感じでしょうか。



と言うわけで、今、一番注目のTVドラマは、このモースの新シリーズと、NHK朝の連続テレビ小説「あまちゃん」ですね。じぇじぇじぇ。(笑)

何処かで聞いたフレーズですが、「チャンネルは決まったぜ!」です。(笑)
by yabushun | 2013-08-21 12:32 | CINEMA&DRAMA | Comments(0)
殺意の香り
精神分析医(ロイ・シャイダー)の患者の画商が、殺害される。

画商が生前、治療のために語ったカルテの中に、犯人の手がかりがあると精神分析医は考え、事件究明に乗り出す。

彼の前に、カルテで語られていた画商の愛人である謎めいたブロンド女性(メリル・ストリープ)が、何か怯えたような表情で現れ・・・。
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「殺意の香り(STILL OF THE NIGHT)」(1983年)は、「クレーマー、クレーマー」のロバート・ベントン監督・脚本の作品で、ヒチコック風のスリラー映画。

衣裳担当は、アルバート・ウォルスキー。

この映画、VHSが廃盤になってから、なかなかDVD化されていなかったのですが、ようやく販売になり、レンタル・ショップでも借りれるようになりました。



内容的には大して面白くありませんでしたし(笑)、個人的に女優のメリル・ストリープが、かなり嫌いなんですが(笑)、じゃ〜何故、DVD化されるのを待っていたのか?

それは、ロイ・シャイダーが着ている服が、ブルックスブラザーズだと、知っていたからであります。

その、再確認のためだけに、映画を観ました。(笑)



そう言えば、ロイ・シャイダーは、「マラソンマン」(1976年)で、ダスティン・ホフマンの兄役やっていた時も、BBを着ていた記憶があります。

ちなみに、彼はラトガース大出身で、ココの卒業生には・・・あのミルトン・フリードマン(経済学者)や、驚くべきコトに(笑)「ザ・ソプラノズ 哀愁のマフィア」のジェームズ・ガンドルフィーニがいるんですね。

トニー・ソプラノも、生死の境を彷徨っていた時、夢の中で、BBのブレザーにBDシャツ着てたんだよな〜。(笑)
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1980年代初期ブルックスブラザーズの典型的スタイル。

グレーのスラックスに、バーガンディのローファーを合わせているのが、バッチリ確認出来ます。

以前「別冊MEN'S CLUB」の中で、小久保彰さんが、

「・・・精神科医ロイ・シャイダーが着ているものは、五〇年代から六〇年代初期に流行したアイビーのリバイバルなのである。ボタンダウン・シャツに黒のニット・タイ、グレイ・ヘリンボーンのジャケット、グレイのスラックス、靴は黒のローファーズは典型的なそれである。当時は黒とグレイの無彩色で統一したが、現代のニューヨークを舞台にとっている映画でも、同じ配色をしているのが注目したいところだ。」

と書かれていて、ず〜っと「黒のローファー」説に、疑問を持っていたんですよ。

私、友達をなくす性格、ですよね。(笑)
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   スリーブにもウエルト・シームがビシッと入っていました。
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         この画像は、オマケです。(笑)
by yabushun | 2013-05-19 03:53 | CINEMA&DRAMA | Comments(0)
ジョン・カサヴェテス
映画「グロリア」の監督ジョン・カサヴェテス、若い方はご存知ないかも知れませんので・・・

例えば、こんな映画にも出演しておりました。
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 「ローズマリーの赤ちゃん(Rosemary's Baby)」(1968年)
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         バルバリのIVYルックでした。
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       私好みのコーディネートです。(笑)

余談でありますが、ミア・ファローは、この映画に出演後、30歳年上のフランク・シナトラと離婚しています。

これも余談ですが、彼女はその後、ピアニストのアンドレ・プレヴィンと再婚しますが、後に離婚しています。

も一つ余談ですが、彼女はその後、ウディ・アレンと内縁関係となりますが、ウディ・アレンが自分たちの養女に手を出したコトにより、この関係も破綻しています。
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      ジョン・カサヴェテスとジーナ・ローランズ
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    万年映画青年のカサヴェテスとジーナ・ローランズ
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「インディペンデント映画の父」と呼ばれる、ジョン・カサヴェテス。

俳優として稼いだ収入すべてを、自己の映画製作につぎ込んで、妻であり、盟友であるジーナ・ローランズと共に、誰もみたことのない映画をつくり続け、1989年に59歳で亡くなりました。
by yabushun | 2013-03-04 23:05 | CINEMA&DRAMA | Comments(3)
グロリア
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本日、CS放送の映画専門チャンネル・ムービープラスで、「グロリア(Gloria)」(1980年)が放送されますね。

監督・脚本は、ジョン・カサヴェテス(John Cassavetes)。
主演は、嫁さんの、ジーナ・ローランズ(Gena Rowlands)。

VHSでは長らく入手出来なかったのですが、知らん間に、DVDになっていたんですね。

とにかく、ジーナ・ローランズのカッコ良さは、半端じゃないないです。

超名作なので、絶対に観るべし。

yabushun、ウソつかない。

でも、たまに、ちょっとだけ、ウソつく。(笑)



リュック・ベッソンの「レオン」(1994年)は、この映画の焼き直しと言うか、パクリですね。

ちなみに、「グロリア」の脚本は、日本の「子連れ狼」シリーズがヒントになったと、ジョン・カサヴェテスは言ってます。

「てめえら人間じゃねえや!叩っ斬ってやる!」

・・・これは、「破れ傘刀舟悪人狩り」のセリフでした。(笑)
by yabushun | 2013-03-01 07:55 | CINEMA&DRAMA | Comments(7)
Bill "Bojangles" Robinson
フレッド・アステアの「有頂天時代(Swing Time)」(1936年)の中で、「ボージャングルズ・オブ・ハーレム (Bojangles of Harlem)」という、アステアが顔を黒く塗った姿でタップを踏む、有名なシークエンスがあります。
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「ボージャングルズ」とは、1920年代にヴォードヴィル界でトップの地位を確立していた、伝説的な黒人タップ・ダンサー、ビル・ロビンソンのこと。

このシークエンス、一見、ミンストレル・ショーのパロディーようでもありながら、アステアが、ビル・ロビンソンに敬意を表したものなのです。

アステアは、姉のアデールと組んでヴォードヴィル・ショーに出演していた10代の頃、巡業先でビル・ロビンソンと出会い、その個性に魅了されたといいます。
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真打登場であります。

ビル・「ボージャングル」・ロビンソン(Bill "Bojangles" Robinson)は、1920年代はヴォードビル・ショーで、1930年代は映画で人気を博した、タップ・ダンスの神様。

本名は「ルーサー」で、「ビル」は、弟の名前から盗ったものらしいです。

あだ名になっている「Bojangles」という言葉は、「jangler」=「喧嘩好きな人」から由来しているようで、「大騒ぎ」みたいな意味なのでしょう。

彼は、当時のアメリカ社会においては希有な存在で、白人にも人気があり、ハーレムの名誉市長や、メジャーリーグ「New York Giants」のマスコットにもなったぐらいでした。

ちなみに、アメリカでは1989年に、5月25日(ビル・ロビンソンの誕生日)が、「National Tap Dance Day」と制定されております。


    「小連隊長(The Little Colonel)」(1935年)

お得意の階段芸。

ジャグバンドの代表的楽器であるカズーみたいな音を唇から出しながら、まるで階段が鍵盤に見えるような、音楽性溢れるタップを披露しています。

これが、シャーリー・テンプルとの、最初の共演作。

ビル・ロビンソンは1878年生まれですので、この映画公開時は57歳。

1928年生まれのシャーリー・テンプルは、何と7歳!


  「テムプルの愛国者(The Littlest Rebel)」(1935年)

リンカーン大統領に直訴するため、二人で踊り、旅費を稼ぐシーンですね。

シャーリー・テンプル、凄いです。(笑)
by yabushun | 2013-01-15 07:52 | CINEMA&DRAMA | Comments(0)
ジェームズ・キャグニー
よくステレオの真ん中に、TVを置いている人、いますよね。

私もオーディオが趣味の一つみたいなものなんですが、そういうレイアウト、実は死ぬほど嫌いなんです。

何が悲しくて、そんなコトせなアカンのやと。(笑)



ホームシアター用AVサラウンドって言うんですかね。

AVって、アダルト・ビデオの略じゃないですよ。(笑)

ある程度世の中で普及して来たので、試しにオーディオ装置と別に、簡単なもの作ったコトもあったのですが、プレゼンス=実在感を追求する装置でないコトを再確認して終わりました。



ですから、私の部屋におけるTVの扱われ方は、若干虐げられた所がありまして、とばっちりを受けて、ビデオテープ類もその辺に無造作に積み上げられた状態でした。

しかし、虐げられれば、「反乱」が起こるのです。(笑)

そう言う訳で、融和政策の一環として、ビデオ・ラックを二つ新調致しました。
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「ゴッドファーザー」「ザ・ソプラノズ」周辺に並べられるDVDの一部。

右側上より

 「民衆の敵(The Public Enemy)」1931年

 「暗黒街の顔役(Scarface)」1932年

中央上より

 「汚れた顔の天使(Angels With Dirty Face)」1938年

 「白熱(White Heat)」1949年

左端は「白熱」日本公開時のパンフレット



あれ?「犯罪王リコ」(1931年)が見当たらない。ま、いいか。

どうも、「犯罪者」ものが好きなようですね。(笑)

「暗黒街の顔役」以外は、3本ともジェームズ・キャグニー主演の映画です。
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            James Cagney


ジェームズ・キャグニーは、淀川長治氏が最も憧れて好きだった俳優だったって、ご存知でしょうか?

「汚れた顔の天使ージェームズ・キャグニー自伝」の帯には、淀川長治氏による、こんな推薦文が書かれていました。


『キャグニィは私のベスト・ワン俳優
 ジェームズ・キャグニィは実にいい。私はキャグニィにアメリカ を嗅ぐ。チューインガムとコーラとイースト・サイドの舗道の  ローラ・スケート。
 彼のアイリッシュを思わせるあの顔、あの顔がハンチングをか  ぶって両手をポケットにつっこんでいるだけで1910年代のアメリ カになっちまうのだ。』
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           再び James Cagney


TVドラマ「ザ・ソプラノズ」の中で、馬鹿息子のアンソニーがTVで、キャグニー主演の「民衆の敵」を観ている時、父親のトニー・ソプラノが、「こりゃ名画だぜ。しっかり観とけ」みたいな声をかけるシーンがありました。

マフィアが息子に、無惨な姿で死んでいくギャングの映画、推薦してるワケです。(笑)

それ以前にも、母親の葬式が終わった夜、トニーが「民衆の敵」を観ながら涙するシーンがありました。

私は「ザ・ソプラノズ」こそ、破滅へと向かっていく「犯罪者」を主人公にした、トーキー初期の名作「民衆の敵」の、拡大再生産版だと思っておりましたので、製作総指揮のデビッド・チェースによるこれらの演出、非常に印象に残っております。



まぁ〜そう言う訳で、新たにビデオラックに収められる、「民衆の敵」を中心とした「犯罪者」もののコーナー、私にとって非常に重要なんです。(笑)
by yabushun | 2012-10-22 06:30 | CINEMA&DRAMA | Comments(9)