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カテゴリ:WATCH( 9 )
ブルックスブラザーズの時計 その2
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    ブルックスブラザーズ 1948年のXmasカタログより


前回の腕時計の記事で、ユニバーサル・ジュネーブ(Universal Geneve)を取り上げましたが、こういう展開になるワケです。(笑)

ちょっと珍しい画像ではないでしょうか?

上の二つは、ユニバーサル・ジュネーブ製で、ダイヤルにも「Universal Geneve」と、ネームが入っております。

まぁ、そう言う訳で、私の趣味は、ブルクシーだったというコトですね。(笑)

記念写真の撮影に参加出来なかった子どものように写ってる#33は、トラベル・アラーム・クロックです。

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    ブルックスブラザーズ 1939年のXmasカタログより


もうちょっと古いカタログから。

こちらは、アブラハム・リンカーンやジェームズ・ブキャナンも愛用した、アメリカ最古の時計ブランド、ウォルサム(WALLTHAM)製。

この時代の、ウォルサムの機械って、良いんですよ。

あと、ベルトがピッグスキンなんですが、ブルックスブラザーズでも、ピッグスキンの革小物って、意外かも知れませんが、昔は沢山あったんです。
by yabushun | 2014-06-04 22:42 | WATCH | Comments(0)
UNIVERSAL GENEVE Calendar Watch
ユニバーサル・ジュネーブの歴史を調べますと、1894年にスイス時計産業の集積地、ジュラ渓谷のル・ロックルで、ヌーマ=エミーユ・デコームとユリス=ジョルジュ・ペレ、この2人の時計師により設立された、デコーム&ペレ社まで遡ることができます。
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創業50周年にあたる1944年には、有名なクロノグラフ、トリコンパックス(Tri-Compax)を完成。

3カウンタークロノグラフに加え、月、曜日表示を備えたトリプルカレンダーに、ムーンフェイズ表示まで搭載した、このコンプリケーションモデルは、今でもクロノグラフ愛好家の間では根強い人気があります。

それは、超複雑機構という機能だけでなく、これだけの情報を美しくレイアウトした、デザインの素晴らしさも有るからでしょう。

余談になりますが、この手のヴィンテージ・ウォッチのベルトは、画像のような、昔は良くあったけど最近は入手しづらい、囲い込みステッチのヤツが、やっぱ良く似合いますねぇ。
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      アメリカの代理店
      THE HENRISTERN WATCH AGENCY.INC.
      1947年のクリスマス広告より


トリコンパックス(左下)で155ドル、カレンダーウォッチ・ムーフェイズ(右一番上)で95ドルと、当時ユニバーサルは、リーズナブルな価格で販売していたようで、まさに庶民のための複雑時計だったようです。

ちなみに、ユニバーサル社は、ゼニス、ジラール・ペルゴ、ジャガー・ルクルト、ヴァシュロン・コンスタンタンなど、錚々たるメゾンにも自社製クロノグラフ・ムープメントを供給していた実績があり、当時の同社の技術力、評価は、相当高かったことが窺い知れます。
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      UNIVERSAL GENEVE Calendar Watch


コレ、私が愛用しているユニバーサルです。

ケース径は35mm。カン幅19mm。

結構古い時計ですが、ツイード・ジャケットを着る時にとか、普段から、普通に使っております。

一見、クロノグラフに見えますが、ムーンフェイズ(ムーンフェイスと違いまっせ)を搭載した、トリプルカレンダー・ウォッチです。

トリコンパックスは、ええ値段しますからね。(苦笑)

そのトリコンパックスとは、カレンダーレイアウトが異なり、3時位置にポインター式デイト表示、12時側に小窓式の曜日表示、6時位置にポインター式の月表示とムーンフェイズ表示、となります。

1940年代を中心に製造(製造開始は1943年)されていたモデルです。

搭載されているCal.291自体は、1930年代に開発されており、恐らく1950年代まで製造されていたのではないかと言われています。

このカレンダー・ウォッチ、販売価格に対しコストがかかりすぎるということと、すでにトリコンパックスが市場で人気を誇った為に、短い期間で製造終了したようです。

現存するものは、年代的にもダイアルの劣化が激しくて、状態の良い、オリジナルのままのコンディションのものと出会えることは稀です。

私のカレンダー・ウォッチぐらいのヤレ具合でしたら、まぁ〜ええやんか的と言うか、今日の所は見逃しといてやるわ的コンディションではないでしょうか?(笑)
by yabushun | 2014-03-13 18:00 | WATCH | Comments(0)
機械式腕時計について
私が持っている腕時計の大方、または欲しい腕時計は、「アンティーク」とか「ヴィンテージ」と呼ばれる機械式時計です。

今回のテーマは、その厳密な時代区分法についてではないのですが、まず、その辺の所を、素人なりに整理する所から話を進めてみます。



そもそも「アンティーク(antique)」とは、フランス語で骨董品のことです。

語源はラテン語で「古い」を意味する「アンティクウス(antiquus)」で、19世紀後半頃までは古代ギリシャやローマの美術品等に対して使われた言葉だったようです。

どのくらい古いものが「アンティーク」とされるのかという定義については、1934年にアメリカで制定された通商関税法に「製造された時点から100年を経過した手工芸品・工芸品・美術品」という記述があります。

これはアメリカの関税法の中での定めに過ぎなかったのですが、その後、GATT(関税及び貿易に関する一般協定)、及び、WTO(世界貿易機関)がこの基準を採用したため、すべての加盟国が従っているというわけです。

つまり、「アンティークとは100年を経過したもの」と言われますが、この分類は、関税を課すか課さないかの税法上の都合で決められたものだったわけです。



「アンティーク」と言うには、おこがましいと言うか(笑)新しい物には、「ヴィンテージ(vintage)」「ジャンク(junk)」「ラビッシュ(rubbish)」といった概念、言葉が使われたりします。

「ヴィンテージ」の「vin」とは、フランス語でワインを指し、「age」は年齢、ワインの生産年を指し、元々は当たり年のワインのことを言っていました。

「ジャンク」に関しては、作られて100年未満のものを、そう呼んでいたわけですが、この分類は前述した歴史的背景があってのものだったので、最近では定義も曖昧になって来て、アンティーク業界では、アールデコが終わる頃のものまでを「アンティーク」と呼んでる感じです。

「ジャンク」と言えば、例えば「ヤフオク!」などでは、故障、破損していたり、正常に動作するか保証しませんよ!という意味合いで使われていますよね。

言葉の使われ方の違いを理解しないで、アンティーク業界用語をスクエアに当てはめて入札すると、正真正銘の、「下らない」「役に立たないもの」「がらくた」「廃品」を落札して、悲しい人、滑稽な人、でも憎めない人、になる危険があると言うコトです。(笑)



さて、前振りが長くなってしまいましたが、腕時計の「アンティーク」「ヴィンテージ」の定義はどうなっているのでしょうか?

腕時計自体の歴史が、実質的には100年ほどですからね。

日本アンティーク時計協会では「約50年前を一区切りとしてアンティークとして考える」とし、デジタル時計も含めて、50年前のもを「時計のアンティーク」として定義しております。

今から引き算すると1964年か・・・微妙やなぁ。

1920~30年ぐらいまでを「アンティーク」、それ以降を「ヴィンテージ」と呼ぶ人もいますしね。

私的には、呼び方、ぶっちゃけ、どうでも良いんです。(笑)

それより、「クォーツ・ショック」という言葉をご存じでしょうか?

田宮二郎が司会してたヤツ? そりゃ「タイムショック」です。

1969年、日本のセイコーが世界初のクォーツ腕時計(水晶発振式腕時計)である「アストロン」を発売したことから始まった、時計産業界の大地殻変動のことです。
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     クォーツ・アストロン 当時の価格は45万円。
    乗用車のトヨタ・カローラの42万円より高価だった。


追い打ちになったのが、1974年の石油ショックの襲来で、スイスの機械式腕時計ブランドは壊滅的な打撃を受けました。

20世紀半ばまで全盛を誇ったアメリカの時計メーカーも、ほぼ全滅してしまいます。

腕利きの職人達は次々に引退し、それは技術の継承が途切れていったことを意味し、以降のメーカーの機械化による現代化は、時計技師の技術レベルの低下だけでなく、時計作りにおけるトータリティーの哲学が失われていくこととなります。

第2次世界大戦を境にして、近代と現代という明確な時代区分がなされるように、腕時計の場合、1970年代のクォーツショック以前と以後、という時系列を念頭に置くことが重要だということですね。



で、ここからが本論になる筈だったのですが、次の機会に書くことにします。(苦笑)
by yabushun | 2014-03-05 12:12 | WATCH | Comments(5)
ブルックスブラザーズの時計 その1
ここ最近のマイブームは、腕時計と時計ベルトだったのですが、その研究成果は、又いつか発表したいと思います。

大した内容じゃないですが。(笑)

さて、今年の3月、スイスで開催されたバーゼルワールド2012で、ブルックスブラザーズとライセンス契約をした、セイコーの新モデルが発表されてました。

今回発表されたモデルは4種類で、どれもSeiko Instruments Inc.製の自動巻きムーブメント搭載で、今年の7月からの販売予定らしいです。
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会場では、1912年に初めてブルックスブラザーズ・ブランドの時計として製造された、このスイス製の懐中時計も展示されていたようです。
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どこの機械か気になって調べてたんですが、画像発見!

エテルナ(Eterna)製のようですね。

余談ですが、エテルナ社は1932年、他社へのムーブメント供給部門を分離し、これがエタ(ETA)の前身にもなったんですね。
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う〜ん。見た感じ、当時のアメリカ製の時計ほど高級な作りではない感じがします。(笑)

これも余談ですが、19世紀後半から第二次大戦頃にかけて、世界の時計製造のトップに君臨していたのは、スイスではなく、アメリカでした。



ブルックスブラザーズの時計、戦後になってからは、ユニバーサル・ジュネーブ(UNIVERSAL GENEVE)製のもありましたね。
by yabushun | 2012-03-20 12:22 | WATCH | Comments(0)
HANHART
最近、ブルックスブラザーズの、よく存じ上げている方々のtwitterを偶然発見しまして、思わず、20世紀少年&笑い飯のネタ風に、

       「ボクだよ。○○だよ。」

と呟きかけそうになったのですが、ぐっと堪えました・・・。



さて、本題に入ります。(笑)

マックイーンがしていて有名な腕時計は、ロレックス・エクスプローラーⅡ、サブマリーナ(ノンデイト)、ホイヤー・モナコなどですが、意外と知られていないのが、若い頃によくつけていた独製の「ハンハルト」ではないでしょうか。

昔、気になり、調べたことがありましてね。
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 田中凛太郎&ショーン・ケリー「40 Summers Ago...」より
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           ↑ 右手に注目
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          ↑ 映画雑誌の切抜きより
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     ↑↓ ウイリアム・クラクストンの写真集より
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   別頁の写真をアップしたもの。ここまでくれば確実です。


ハンハルト(HANHART)社は、1882年スイスのディッセンホーフェンで創業。

1902年にドイツへ移転。

1924年に機械式ストップウオッチの生産を開始すると高性能・高品質が話題となり、ドイツ海軍からクロノグラフ・ウオッチの開発要請を受け、1938年に製作されたのがワンプッシュ式のクロノグラフ「プリムス」で、翌年には「レプリカ」「タキテレ」も発表。

第2次世界大戦をはさみ約8年間休眠しますが、1948年に生産を再開すると、フランス空軍とドイツ空軍に「レプリカ」が、ドイツ海軍に「タキテレ」が採用され、このパイロットウオッチが飛行士に絶賛され、ハンハルトの名前は欧州で広く認知されていくことになります。

しかし、1962年に腕時計の生産が再び中止となり、以後35年間沈黙を続け、1977年「レプリカ」「タキテレ」の生産を通じ復活を果たし、現在に至ってます。
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マックイーンのものとベゼル形状等が異なりますが、オリジナルはこんな感じで、現在入手できる復刻ものとは趣が違います。

私は持ってません。・・・欲しぃんですがね・・・。



という訳で、今回のネタはここまで。バッハッハ〜イ。
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by yabushun | 2011-03-01 06:19 | WATCH | Comments(5)
OMEGA Speedmaster
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NASAのアポロ計画で月に行ったとされる「オメガ・スピードマスター」

かつて中田ダイマル・ラケットが漫才のネタで、そもそも人間が月に行ったことは嘘やと言うてはりましたが、真偽はわかりません。

にもかかわらず、スピードマスター、ゼロハリのバッグ、そしてハッセルブラッドと、アポロ計画で使用されたとされるものを順番に揃え、次に入手すべきは宇宙服かな、と何となく思っております。(笑)
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私のスピードマスターはCal.861で、OHした時、ベルトをオメガ純正の肉厚(6mm)なクロコ製に、フォールディングバックルもオメガ純正のものに交換しております。

意外に高かったので、今では少々後悔しております。(苦笑)
by yabushun | 2011-01-21 03:09 | WATCH | Comments(0)
IWC Cal.853
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結構気に入っているインターのペラトン式Cal.853(1961年製)。

「ペラトン式」と呼ばれる構造は、1950年代にIWCの技術部長だったアルバート・ペラトンが考案した独自の巻き上げ機構のことです。

1976年に生産が打ち切られるまで、IWCの自動巻きキャリバーは、すべてこの方式を採用しておりました。

1950年に開発された最初のペラトン式自動巻き「キャリバー81」は、ほとんど現存しておらず、幻のムーブメントと呼ばれ、生産数は1,800機のみという記録がありますが、IWC本社にもサンプルはないとのこと。

ペラトン式の系譜は、すべてこの「キャリバー81」を基本としています。
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1952~58年に生産された「キャリバー852」が、実質的な初期生産モデルと言えますが、これを改良して1958~63年に生産されたモデルが「キャリバー853」です。
by yabushun | 2011-01-20 20:53 | WATCH | Comments(0)
LONGINES Cal.12.68Z
昔のロンジンは造りが非常に良いと言いますが、ヴィンテージ・クロノの、Cal.13ZNやCal.30CHなんかは、今ではおいそれと手が出ない値段になってます。

しかし、ベーシックなラインならば、今はまだ、比較的安く買えるのではないでしょうか。

手巻き時代のオールド・ロンジンは、テンプや歯車などは大きく設計されており、耐久性があり、精度も安定していて、素材も強固で、仕上げも美しく、日常使いを前提としたヴィンテージ・ウォッチとしては、非常に魅力的なものが多いです。



画像のロンジンは、スモール3針キャリバーの12.68Z(1958年製)で、9金無垢の英BAUME 社ケースに入ったもの。

中古品入手後に、OH、風防交換、ケース磨き、ダイヤル・リダンして仕上げてみたものです。
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by yabushun | 2010-02-27 08:18 | WATCH | Comments(0)
MOVADO
Yahoo!のオークションで落札した30年代後半〜40年代前半の婦人用モバード(18K無垢ケース)を、落札価格の6倍以上かけてレストアした時の記録。
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火事になった家から拾ってきたような状態であった。
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中身はこんな感じだった。
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ケースのロー付けと磨き、風防取り付け、ダイヤル・リダン、機械のOH、とフルコースをやった結果。
by yabushun | 2010-02-26 04:36 | WATCH | Comments(0)