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Grundig
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グルンディッヒの8.5インチ(22cm)フルレンジを入手。

ドイツ製のスピーカーで、多分、1950年代に生産された個体だと思います。

元々はラジオに組み込まれていたものなのですが、近年、オーディオ・マニアの方々により再発見されて、ごく狭い世界でですが(笑)、何かと話題に上るユニットで、気になっておりました。

入手したグルンディッヒは、三つ葉型フェノリック・ダンパー、Magnetfabrik Bonn 社製NT3アルニコマグネット、DCR は5.1Ωという仕様。
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三つ葉型フェノリック・ダンパー


この時代、Siemens 以外のドイツのほとんどのスピーカー会社は、マグネットを外部製造会社から買っていましたので、他社のスピーカーでも、同じBonn 社製マグネットを使ったものがあったりします。

本当は、NT4という、もっと大きなマグネットを背負ったユニットが欲しかったのですが、そう簡単に入手も出来ないし、いつか巡り会える時が来るのを期待して、今回はこれでドイツ古典フルレンジを初体験することに。

同時代の、Siemens やTelefunken とは、また違うテイストの音と言われているのですが、軽量コーン、フィックスド・エッジと相俟って、出てくる音は軽やかで、スピード感もあり、切れがあり、おおっ、これがドイツ古典フルレンジの音なのか!と、素人ながら納得。

ただ、簡単にはマトモに鳴ってくれなかったので、あれやこれやの工夫はしました。

こういう時の私の、集中力、行動力は、自分で言うのも何ですが、鬼気迫るものがあります。(笑)

取りあえず、当初からの計画通り、サンスイSP-50スピーカーのエンクロージャーを流用し、最初は後面開放で鳴らし始めましたが、中高域のピーキーさが目立ち、泣きそうになりました。(笑)

また、再生周波数帯域を広げる為、コーン紙が深く絞りのあるものが採用されているようなのですが、この深絞りコーンの奥まった位置から発せられる高音が、ビーム攻撃して来る感じで、ううっ!となりました。(笑)

この筒臭さを緩和する為、フェーズプラグを販売しているオーディオ・ショップもあるようです。

上手く鳴らすには、それなりにスキルが必要なようですね。

いずれにしましても、60年以上昔の小さなスピーカーですが、未だに使用に耐える素材、構造、緻密な製造技術、そして音楽再生能力に、ちょっと感動致しました。



グルンディッヒは、本来、クラシック音楽に向いていて、特に弦の再生が良いらしいのですが、女性ヴォーカルの良さも、なかなかのものです。
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そう言う訳で、私がオーディオ装置のチェックの時に必ずかける、リー・ワイリー。

1951年録音の超名盤です。


Lee Wiley「Manhattan」


オクラホマ出身のリー・ワイリーは、スウィング時代の1930年代からに活躍していた、白人女性ジャズ・シンガー。 

白人と申しましても、チェロキー・インディアンの血が流れている方です。

憂いを帯びた声、押さえた歌唱法、巧みなアドリブ。

う〜ん、分別盛りのオヤジも、イチコロですわ。

不遜な言い方になりますが、自分が旦那で、芸妓とお座敷遊びしているような、錯覚が出来ます。(笑)
by yabushun | 2014-09-30 04:17 | AUDIO | Comments(0)
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