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ポロカラー・シャツ その3
ひつこく(しつこく)追求します。

ちなみに私は、決してオタクではありません。根が真面目なだけです。(笑)

MEN'S CLUB BOOK-NO.2「THE SHIRT」(初版1984年)で、まだ6ボタンだった時代のブルックスブラザーズのポロカラー・シャツが特集されていました。

最近出た「復刻モデル」との比較する時の参考になると思いましたので、画像をアップしときます。
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織りネームがショルダー・ヨークの補強を兼ねています。
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衿回りの前立てのゆるみに注目。ちゃんと第1ボタンを留め、ネクタイを締めると、衿が絶妙なロールを描くのです。

胸ポケットのV字ステッチも、ブルックス独特のもの。
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ブルックスのシャツの特徴は、ブラウジング・ルックと呼ばれるもので、アーム・ホールも大きく、ウエストを絞らないストレートなラインで、ボディがかなり大きめにつくられていますが、前身頃を小さくとってゆとりを分散させたり、袖も袖口でつめる等の処理がなされいます。

前身頃と後身頃もズラして袋縫いされていたりと、手に取ってチェックしていくと、様々な工夫がされていることに驚かされます。

現行のトラディショナル・フィットは人気ないようですが、シャツは適度なドレープ感があった方が美しいもの、だと思うのですよね。
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独特なロール(フル・ロールと呼ばれる)をつくる衿の秘密は、衿の大きさとボタン位置関係。

ボタン位置の決定工程は、熟練の限られた職人が特殊工具を使って、経験と勘により決めていったらしい。

前立ての第1ボタンから第2ボタンの独特の広さが6ボタンの特徴。

前衿ボタンの位置も考えられていて、ボタン・ホールの端に来るようになっているのです。
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センター・ボックス・プリーツ付き。衿の後のボタンやハンガー・ループは付いていません。

ショルダー・ヨークは、比較的高い位置にとられています。
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      剣ボロ・ボタンはなし。裏側の処理も丁寧。
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独特な位置にあるカフ・ボタン。こんな位置に付いているシャツは、他にありませんね。

袖とカフの縫い合わせは、熟練した職人の手作業により、きちんと折り畳んだプリーツではなく、一見無造作に縫い付けられています。(笑)

分解すると、丁寧な袋縫いがされているのがわかります。これは、ブルックスブラザーズ京都店のTさんに教えていただきました。
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          1981年秋冬のカタログより
        何を言いたいか、わかりますよね?(笑)


「MEN'S EX」2011年9月号のブルックスブラザーズのシャツの解説では、かつての「346」を「高級ライン」という書き方してましたが、あれじゃ〜誤解する人が出て来ると思います。

織りネームに「MAKERS」と記された「Own Make」と呼ばれる商品群こそ、完全自家工場による、手仕事の要素が多数入った、最高グレードのものになります。
by yabushun | 2011-08-25 19:41 | SHIRTS | Comments(2)
Commented by kenaoki at 2011-08-26 03:45 x
これこれ、これでんがな(笑)。
Commented by yabushun at 2011-08-26 08:17
そうそう、そうでっしゃろ(笑)。
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