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ポロ・コート その2

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じゃ~ん!

泣く子も黙る、ブルックスブラザーズのオウンメイクのポロ・コートです。
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お世話になっているお店で、30年前のデッドストックを譲っていただきました!

当時のMEN'S CLUB(下の画像)にのっていた価格は19万円ですから、今の貨幣価値に換算し、消費税(89年4月以前はなかった)をのっけると、約35万円ぐらいの代物ということになるんですかね。
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フレームド・パッチでもなく、袖口の折り返しもありませんが、これが正真正銘の、ブルックスブラザーズのポロ・コートです。

並列の6釦や、ゴージラインの低さ加減の、垢抜けなさが堪りません。

当然、インバーテットプリーツみたいな、洒落たベントなんかございません。

細かく視ていくと、オウンメイクのお約束であるボタンホールの手縫い、いせ込んだアームホールの縫い付け、内ポケットの玉縁、襟腰のミシンがけ等が確認出来ます。
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フラップ・ポケットの裏は共布で、ポケット内部は・・・う~む・・・キャンバス地になってますわ。

素材であるキャメルの独特な風合い(カシミア混?)といい、カチッとなり過ぎず、崩れ過ぎてもない、何とも言えないフォルムの良さといい、実に味わいのある良いオーバーコートですねぇ~。

やはりブルックスの神髄は、オウンメイクのオーバーコートやスーツだったんでしょうね・・・おっと、涙が。
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さて、昔から日本では売れずに残ると聞くポロ・コートですが、バブル期にはそこそこ売れたらしいです。

つまり、下手するとドレッシーさだけが強調され、金持ちでないのに金持ちに見えてしまいかねない恐ろしさを内包するゆえに、敬遠されてきたのかも知れません。(笑)

格好良いんだけれど、難易度が高いポロ・コート、本来のスポーティーさを強調したかたちで着こなせるかが、目下の課題です。
by yabushun | 2010-12-12 17:10 | OVERCOATS | Comments(4)
Commented by musselwhite at 2010-12-30 12:33 x
こんにちは。
欲しい!
今売られて居るポロコートより断然良いですね。
フロントの釦の配列が平行で最高です。
加えて段返りになって居て最高ですね。
Commented by yabushun at 2010-12-30 21:00
musselwhite様、お目が高い!
確かに最近のブルックスのものとは別物ですね。生地の質感とボリューム感、そして作りが全然違います。手縫いのボタンホールにより段返りもきれいです。
また、今主流の伊系のものとも明らかにテイストが違い、洗練され過ぎていません。ここが肝心。
あらためて、オウンメイクのポロコートがブルックスの代表作の一つだと納得しました。
これより良いアメリカ物で、並列釦の新品を求めるのなら、オックスフォード・クローズ以外ないのではないでしょうか。
Commented by TOORI at 2012-11-19 14:23 x
教えて頂きたいのですが、2010年の30年前というと1980年になりますが、その頃はもうフレームドパッチポケット、ターンナップカフ、インバーテッドプリーツの物は既に作られていなかったということでしょうか?
Commented by yabushun at 2012-11-19 16:57
TOORI様、初めまして。

私自身、ブルックスブラザーズの関係者でもなく、オーソリティーでもないので、正確なコトは分かりませんので、知っているコトだけ申し上げれば・・・

有名な、1920年代初頭のミス・ポーターズ・スクールの写真で写っているポロコートは、袖口は折り返しになっていなくて、フレームド・パッチポケットにもなっていませんね。
しかし、別の、1910年と思われる頃の資料の写真を見ると、ターンナップ・カフになっています。
ただし、こちらもフレームド・パッチポケットになっていません。
フレームド・パッチポケットに関しては、私が持っている資料では、1960年頃のJ.Pressが、そういう仕様になっていましたね。
インバーテッド・プリーツについては、出自から考えて、昔から無かったと考えるのが自然ではないでしょうか。

あと、ご質問になかった余計なコトですが、BBの古いものは、6つボタン3掛け仕様だったと思います。
私はBBのオウンメイクのポロコートを2着持っているのですが、両方共、ボタンホールの仕上げから判断して、6つボタン2掛けの段返り仕様になっています。
ボタン配列は、昔から並列だったと思います。
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